リキッドタイプのファンデーションを塗る際、大きく分けて、2種類の塗り方があります。
「手を使う方法」と「スポンジを使う方法」です。
人によって、意見がわかれるところです。
好みで選んでいる人が多いことでしょう。
しかし、メイクをきちんとしたければ、断然、手をおすすめします。
スポンジには真似できないメリットがいくつもあり、メイクの仕上がりに差をつけることができるからです。
スポンジにファンデーションをつけようとしても、状況によって量にばらつきがあります。
その点、指を使えば、困ることはありません。
指には、関節ごとにしわがありますね。
このしわを、物差しの目盛りとして活用すれば、いつでも常に安定した量を手に取ることができるようになります。
量を調整しやすいのが、手のメリットです。
手を使えば、手のぬくもりによって、ファンデーションの伸びをよくできます。
ファンデーションは温められると、含まれている油分がなめらかになり、伸びがよくなると同時に、肌への密着もよくなるのです。
特に、寒い季節やどろどろしたタイプのファンデーションでは、大きな差が見られます。
スポンジの場合、つけた量の具合の確認は、目で見るしかありません。
一方、手を使えば、ファンデーションの厚みや密着具合など、手の感覚からダイレクトに確認できます。
視覚としてではなく、触覚として確認できるため、細かな調整がしやすいのです。
人差し指と小指では、太さが違います。
目や鼻の脇など細かいパーツは、太さが異なる指を使い分けることで、上手に塗りやすくなります。
スポンジは、使うほど、劣化します。
表面が粗くなったり、スポンジが堅くなったりすると、メイクを仕上げにくくなります。
買い換えも発生するため、経済的でもありません。
その点、手には劣化がありません。
常に安定した感触で、塗れます。
買い換える心配もないので、経済的なのです。