ファンデーションを塗る前は、下地を塗るのが一般的です。
メイクに慣れてしばらく経つと、下地に対する疑問が浮かんできます。
「化粧下地とファンデーションは、そっくりだ」
「そもそも、化粧下地は本当に必要なの?」
大した違いが感じられず、化粧下地を省いて、ファンデーションから始める女性もいます。
たしかに化粧下地とファンデーションは、意味や役割が似ています。
その違いは何でしょうか。
では、ここで、わかりやすく、家に例えて考えてみましょう。
ファンデーションは、いわば、床です。
家の中でも、床は最も視界に入りやすい部分ですね。
安定した床があるからこそ、テーブルやたんすや本棚などを置けます。
しかし、家はいきなり床から始まるわけではありません。
安定した床の下には、必ず「基礎」があります。
太い柱が地中深くまで突き刺さり、強い風や地震が起きても家が傾かないように支えています。
化粧下地とは、ずばり、基礎にあたります。
普段は隠れて見えない部分ですが、メイクを支えるために、なくてはならない存在です。
それゆえ、化粧下地には数多くの基本的な効果があります。
「基礎」と呼ぶにふさわしい効果ばかりですね。
下地があるからこそ、ファンデーションやフェイスパウダーなど、上に重ねるメイクが安定するのです。
化粧下地なしでもメイクは可能ですが、やはり化粧下地から始めたがほうが、メイクがしっかり安定し、より美しく仕上がるのです。
したがって、特別な理由がないかぎり、化粧下地から始めることをおすすめします。