握り寿司を醤油につけるとき、どうしていますか。
ご飯の部分を、小皿の醤油につけて食べればいいだろうと思いますが、実はマナーとして正式な付け方があります。
「上下をひっくり返し、ネタに醤油をつける」
これが正式な付け方です。
握り寿司をひっくり返すなんて、不思議な醤油の付け方ですね。
なぜこのようにするのでしょうか。
実際にやってみるとわかります。
もし、寿司飯に醤油をつけた場合を想像してみましょう。
ご飯に、醤油をつけると、ご飯粒が落ちやすくなってしまうのです。
ご飯粒が混ざった醤油の小皿は、お世辞にも見た目がいいとは言えませんね。
これを防ぐために、醤油をつけるときには、上下逆さにして、ネタに醤油がつくようにしているのです。
不自然と思えるマナーの裏には、必ず合理的な理由があるのです。