和食では、お味噌汁など「吸い物」が頻繁に登場します。
特にあらたまった和食の場となれば「蓋付き」の吸い物が一般的です。
ここで1つ注意したいことがあります。
本来、蓋があるのは、吸い物を冷めにくくするためにあります。
できるだけ温かい状態でいただきたいと思い、いただく直前に蓋を開けようとすると、思わぬトラブルに苦労します。
椀が冷たくなった結果、椀に蓋が密着して、開けにくくなるのです。
無理に開けようとして、中身をこぼしてしまっては大変ですね。
蓋付きの吸い物が出れば、すぐ蓋を開けるのがマナーです。
冷めないようにという気持ちもわかりますが、こぼさないようにする配慮のほうが、さらに大切です。