空港や飛行機内は、最もテロやハイジャックが起こりやすい場所です。
トラブルを未然に防ぐため、手荷物検査がありますが、厳しい場合が多いです。
そのためか、手荷物検査では、よく揉めている光景を目にします。
「スーツケースを開けろ」と言われ「嫌だ」と断固拒否をしている乗客です。
何もやましいものは入っていないのに、怪しいと疑われるのがしゃくに障るのでしょう。
偉そうに乱暴な口調で言われて、むかっとしているのかもしれません。
質問をされたり調べられたりするだけですが「うるさいな」「関係ないだろう」と急に怒り出している人を見かけたことがあります。
見せるだけでなく、さらに不愉快なチェックをさせることもあります。
たとえば「お土産用に買った缶ケースを開けろ」です。
身なり・顔つき・態度などから怪しいと疑われ、缶ケースの中に覚醒剤が入っているのではないかと怪しまれることがあるのです。
お土産用に買ったお菓子を一度開けてしまうと台無しです。
たしかに嫌な気持ちになります。
「嫌だ」と拒否したくなる気持ちもわかります。
しかし、ここで、深く考えすぎないのがコツです。
ここで揉めても、不快になるのは自分だけです。
空港職員は、仕事でやっているのです。
やましいことがないなら、堂々と答えたり見せたりするほうがスムーズになります。
ちなみに私は「靴を脱げ」「靴下も脱げ」と言われたことがあります。
そんなところに何も入っていないよと思いますが、素直に応じました。
無理に嫌がる態度を見せたり怒ったりすると逆に疑われ、話がややこしくなるだけです。
事務的に尋ねられているのですから、こちらも事務的に対応をすること。
素直に応じ、理由について深く考えすぎないこと。
これが、手荷物検査でいらいらしないコツです。