執筆者:水口貴博

飛行機のエコノミークラスを快適にする30の方法

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なぜ飛行機内は、乾燥しているのか。

なぜ飛行機内は、乾燥しているのか。 | 飛行機のエコノミークラスを快適にする30の方法

飛行機に乗ったことがある人ならご存じと思いますが、飛行機は大変乾燥しています。

髪の毛はぱさぱさ。

肌もかさかさ。

湿度は、20パーセント以下。

時には、10パーセントのときもあります。

これは砂漠と同じくらいの乾燥状態です。

「加湿器があればいいのにな」

いいえ、実は加湿器が設置できても、あえて設置していない理由があります。

そもそもなぜ飛行機内は乾燥しているのでしょうか。

飛行機は、上空10,000メートルのところを飛びます。

上空10,000メートルは、気温マイナス50度の世界です。

南極や北極と同じような環境です。

もし、外の空気を飛行機内に送風すれば、乗っている人は凍え死にます。

では、どう、温めているのか。

「飛行機のエンジン」です。

飛行機のエンジンが作る熱は850度前後と、大変高熱です。

この高熱を使って、外のマイナス50度の空気を快適な温度になるように調整しているのです。

一件落着と言いたいところですが、違います。

1つ重大な問題があります。

調整された温度の空気を機内へ送ると「結露」の原因になるのです。

冷たいジュースをコップに入れると、自然とコップの外側に水滴ができますね。

飛行機内でも、それと同じ状態になりかねないのです。

結露による水滴ができると、大変です。

飛行機がさびたり、配線故障の原因になったりします。

飛行機のわずかな故障は、人命に関わることです。

その結露を防ぐために、水分除去装置を使って「わざと」空気を乾燥させています。

空気が乾燥していれば、結露にならないからです。

飛行機の乾燥は、意図的にしていることです。

決して、私たちを困らせるために乾燥させているわけではありません。

むしろ、私たちの命を守るための安全対策の一環なのです。

飛行機のエコノミークラスを快適にする方法(10)
  • 飛行機内の乾燥は、安全対策1つであることに気づく。
飛行機内の乾燥を防ぐ3つの対策。

飛行機のエコノミークラスを快適にする30の方法

  1. エコノミークラスの過ごし方こそ、旅全体の快適さに直結する。
  2. 空港は、早めに到着をしても暇つぶしができる場所。
  3. 手荷物検査で疑われても、いらいらしないコツ。
  4. 搭乗手続きが早めに終わったときほど、油断をしてしまう危険がある。
  5. 「出発時間」と「搭乗開始時間」のよくある勘違い。
  6. 飛行機の空席移動は、ハッチが閉まった直後を狙え。
  7. 飛行機内で座席の交代をお願いするなら、離陸する前がおすすめ。
  8. 応用が利く飛行機内のブランケットを、最大限に活用しよう。
  9. 飛行機のトイレで待たされない、3つのタイミング。
  10. なぜ飛行機内は、乾燥しているのか。
  11. 飛行機内の乾燥を防ぐ3つの対策。
  12. 肌の乾燥と喉の痛みに使えるマスク。
  13. 飛行機酔いをしやすい人が心がけたい、3つの対策。
  14. 座席に座るときには、隣の人に軽く挨拶をしてから座る。
  15. 椅子に座り続けるときは、エコノミークラス症候群に注意。
  16. 赤ちゃんを乗せて飛行機に乗るときの5つのポイント。
  17. 飛行機内で頻繁に使うであろうものは、収納スペースに入れない。
  18. 飛行機内をキャバクラと勘違いしない。
  19. 飛行機の中は、神様になれる場所。
  20. 通路側に座っている人が、窓の外の絶景を見られる唯一のチャンス。
  21. 自分が抱えている悩みは、小さいと気づかせてくれる場所。
  22. 寒さを我慢した影響は、後から波のように押し寄せてくる。
  23. 飛行機内でのお酒は、地上より酔いやすい。
  24. ロストバゲージを防ぐ簡単な方法。
  25. 旅の思い出にしばらく浸りたいとはいえ、古いネームタグをつけたままにしない。
  26. 飛行機内の「無料サービス」という誘惑に、惑わされないこと。
  27. 機内で現地の新聞を読んでおけば、旅行気分がより盛り上がる。
  28. 飛行機内のコーヒーは、敵にも味方にもなる。
  29. スリッパは、重宝する必需品。
  30. 帰りの飛行機内は、お土産を買える最後の場所。

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