猫とほかの動物を同居させるときには、ポイントがあります。
動物好きな人は、猫のほかに、犬・ウサギ・インコなどを同時に飼うこともあるでしょう。
まず、幸いにも飼っている猫が生後間もない時期なら、比較的容易に慣れさせることができます。
生後1カ月から2カ月の間は「社会化期」と呼ばれています。
猫の警戒心が大変弱くて、社会のさまざまなことを吸収し慣れやすい時期です。
この時期に、飼い主と触れ合っていれば、飼い主に慣れやすくなります。
飼い主だけではなく、ほかに犬を飼っていたり、ウサギを飼っていたりしても、同様に抵抗感が小さくなります。
小さなひよこでもハムスターでも、仲良しになる場合が多いようです。
ただし生後2カ月を過ぎると、少し話が変わります。
猫の体が大きくなり、警戒心も強くなり始めます。
この時期になってから、ほかの動物に慣れさせようとしても、強い警戒心を抱き、すぐは慣れてくれません。
小さなハムスターやインコの場合は、仲良くするどころか獲物と勘違いしてしまい、襲ったり噛んだりしてしまうことがあります。
場合によっては、食べてしまうことさえあるので要注意です。
すでに成猫の場合は、ひよこ、ハムスター、インコなどの小さな動物を一緒に飼うのは控えたほうがいいでしょう。
そうした例外を除けば、たとえ成猫でも、時間はかかりますが慣れさせていけます。
ただし、相性の問題もありますから、いくらやっても難しいときには一緒の場所に飼うのを控えたほうがいい場合もあります。