猫を飼っている飼い主の中には、放し飼いにして飼っている場合があります。
本来なら、完全室内飼いが賢明な選択です。
しかし、家の事情のため、ペットを飼ってはいけないところもあり、野良猫状態で猫を飼うことがあります。
こうなれば、事実上、飼っているのと変わりない状態です。
そんなある日、猫が飼い主の庭先に、外で仕留めた獲物をわざわざ持ち帰ることがあります。
ネズミ・鳥・ヘビなどの死骸です。
「うわっ、なんだ、急に。なぜこんなものを?」
この獲物を持ち帰る行動は、親猫が子猫に食事を持ち帰る習性の表れといわれています。
餌を与えているのは飼い主です。
しかし、時に猫は飼い主に対して母性本能を抱き、外で仕留めた獲物を飼い主の餌として持ち帰ることがあります。
「1人で狩りもできないの。仕方ないなあ」と思っているのかもしれませんね。
ありがた迷惑な話です。
ネズミや鳥の死骸を見れば、誰でも驚きます。
そんな驚いている飼い主を、猫は喜んでいるのと勘違いして、余計に持ち帰ろうとする悪循環もあります。
これをやめさせるのは単純です。
猫の首輪に鈴をつければいい。
歩くたびに鈴がなります。
近づく猫が鳥やネズミに気づかれやすくなり、狩りに失敗しやすくなります。
しかし、それでもまだ獲物を持ち帰ってくる場合があります。
猫は優秀なハンターであり、鈴をつけていたとしても、鈴を鳴らさずに獲物に近づく方法を学習してしまいます。
そういうときは、鈴を2つや3つへと増やせばいいでしょう。
歩くたびに鈴が鳴り、獲物を仕留められなくなります。
また、家に持ち帰った獲物は、猫が目を離した隙にそっと片付けておくといいでしょう。