執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。

猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

旅行や出張のような家を数日間空ける特殊な状況を除いて、餌を出したままにするのはやめたほうがいいでしょう。

好きなときに食べるだけ食べてもらえればいいと思い、1日分の餌をまとめて与える飼い主がいます。

飼い主としては手間が少なくなり楽になりますが、猫は餌を食べる分量やタイミングがつかみづらくなります。

日頃からこうした餌のやり方をしていると「いつでも餌を食べられる」と思い、餌をだらだら食べるようになります。

おなかがすいたときに、満腹になるまで食べるようになります。

当然ですが、食べすぎになり、肥満にもつながります。

猫の健康面を考えても、肥満になるのはよくありません。

そういう意味で、猫の健康管理の基本は「餌の量」と「与えるタイミング」です。

決められた量を、決められたタイミングできちんと食べれば、猫は太ることはありません。

餌の量と与えるタイミングは、猫ではなく、飼い主の責任に委ねられています。

太るのは、猫が悪いのではなく、飼い主が悪い。

人間でも肥満になれば、糖尿病や高血圧のリスクが高まりますが、猫も同じです。

猫も肥満になれば、糖尿病や高血圧のリスクが高まります。

「そうは言っても、うちの猫はだらだらした食べ方しかしてくれない」

「餌が出てきたら食べる」というしつけをするためにいい方法があります。

もし餌を食べなければ、一度、器を下げてください。

猫はショックを受けます。

いつでも食べられると思っていたのに、器を下げられると、食べられなくて困ってしまいます。

食事をする時間に制限時間を設ければいい。

餌を出したときに、きちんと食べるようになってくれます。

飼い主は猫の健康を管理しやすくなり、猫も長生きができるようになります。

さて、目安となる餌の量と回数です。

幼い猫や年老いた猫の場合は、消化の力が弱いため、回数を多くする代わりに、量は少なめにするのがポイントです。

特に室内で飼う場合は、動く範囲も限られているため、より飼い主のケアは重要です。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(29)
  • 出したときに餌を食べないなら、器を下げてしまう。
猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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