執筆者:水口貴博

有意義な浪人生活を送る30の方法

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大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。

大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。 | 有意義な浪人生活を送る30の方法

周りにいる友人で浪人しているのは、私1人だけでした。

高校のときに仲のよかった友人は、みんな大学へ進学していきました。

県内もいましたが、大半は県外に行ってしまいました。

浪人生活のとき、大学に行った友人と電話をしました。

キャンパスライフが気になり、いろいろ大学生活について聞かせてもらいました。

印象的だったのは、入学する前と入学した後で感じる「ギャップ」でした。

「大学生活は意外に……」から始まる話が多いことに気づきます。

「入学する前にいろいろな希望を抱いていますが、実際に大学に入学するとどうなのか」という生の情報です。

「大学生になると、思ったより自由な生活になる」

「1人になるのって気持ちいい」

「大学には、面白い人がたくさんいる」

高校時代までは、友人と言えば県内出身者ばかりです。

しかし、大学生になると日本各地からさまざまな人が集まるため、友人の質が一転します。

さまざまな人と触れ合うことで得られるものも多く、いい勉強になるという話がよく出ました。

もちろんいい情報ばかりではありません。

中には、残念な情報もありました。

「大学の授業は、生徒たちの出席率が低い」

「大学生活は、暇が多い」

どちらとも参考になりました。

実際に経験している友人からの情報とでは、やはり質が違います。

大学のさまざまな情報を聞けることは、参考になりました。

浪人中のある日、すでに大学生である坂東君と電話で話していると「今日、授業あるけど一緒に行く?」という話になりました。

「ぜひ行ってみたい!」と即答し、坂東君がわざわざ私の自宅まで迎えに来てくれました。

高校時代までは一緒に遊んでいたはずの坂東君でしたが、別人になっていました。

高校卒業後、車の免許を取得し、自分の車を所有し、車を自由自在に運転していました。

すでに自分よりはるか先に進んでいるように思え、同じ年齢とは思えませんでした。

愛媛県内にある、とある大学に到着して、キャンパス内を案内してもらいました。

オープンキャンパスなので、一般の人でも出入りが自由でした。

高校までの人間関係といえば「男と男」か「女と女」の組み合わせしか見たことがありませんでした。

大学のキャンパス内には「男と女」という組み合わせで、楽しそうに話しているカップルが大勢いました。

学校校舎の大きさも、ひときわ巨大な校舎ばかりでした。

キャンパス内をぐるりと探索し、授業風景をのぞいてみたりもしました。

すべてが、刺激になる時間でした。

やはり実際に経験するのは違います。

本ばかりで得る情報と、実際に自分がキャンパスを歩くことで得られる情報とは質が違います。

自分の将来像を描く助けになりました。

有意義な浪人生活を送る方法(17)
  • 大学に進学していった友人から、大学の情報を手に入れる。
悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。

有意義な浪人生活を送る30の方法

  1. 浪人生活ほど、つらい時期はない。
  2. 悲しみに暮れるだけでは合格しない。
    肝心なのは、すぐ勉強を始めること。
  3. 自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。
  4. 浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。
  5. 都会に引っ越してまで、予備校が必要とは限らない。
  6. 浪人生活がうまくいくかどうかは「モチベーションの維持」が鍵を握る。
  7. 浪人をすれば、得意な科目を伸ばしやすい。
  8. 焦りや不安は、無理にごまかさない。
    ごまかそうとするほうが、余計に悪化する。
  9. 浪人生は、夜から逃げろ。
  10. 太陽の光には、神なる力が存在する。
  11. 依存から卒業し、孤独に耐えられる人間になる。
  12. 頂上への道は、1つとは限らない。
  13. ゲームをするなら、アクション系やシューティング系がいい。
  14. うっかりRPGに夢中になれば、集中して終わらせ、二度とやらないと誓う。
  15. 羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。
  16. 意志が強ければ、必ず道は開ける。
  17. 大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。
  18. 悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。
  19. 浪人をすれば成長するかどうかは、本人しだい。
  20. 浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。
  21. 浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。
  22. 1日全体のリズムを決めるのは、寝起きの瞬間だ。
  23. 単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。
  24. 泣くだけ泣けば、すっきりする。
    一番よくないのは我慢をし続けること。
  25. 受験とはまったく関係のない時間があるから、勉強がスムーズに進む。
  26. 現役中に見つけられなかった夢を、浪人中に見つけてしまった私の行動。
  27. 浪人生の苦しみは、浪人生にしかわからない。
  28. 勉強と息抜きの区切りがあやふやになると、ストレス管理もあやふやになる。
  29. 力強い言葉を壁に貼り、モチベーションを維持させる。
  30. 地味でみすぼらしい段階を受け入れる。
    アゲハチョウになるために。

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