浪人時代、私が一番嬉しく感じたのは、好きな時間に好きなことをできる自由でした。
学生時代は、ある程度、時間割が決まっています。
制服があらかじめ決められていました。
学校が始まる時間と終わる時間、授業の時間割、宿題、締め切りなど、学校側で決められ、従うしかありませんでした。
数学の時間には数学をしないといけないし、国語の時間には国語をしなければいけません。
国語の時間でも、国語ではなく歴史を勉強したいと思うこともあります。
なかなか気分が乗らなくても、なかなか好きな科目を伸ばしにくいです。
しかも、大学受験に全然関係のない授業もあります。
家庭科の授業や音楽の授業も、教養としてはいいですが、やはり大学合格に向けて時間を有効に使いたかった。
その分、浪人生は有利です。
起きる時間、寝る時間、服装は自由です。
勉強をいつ、何をどのくらい勉強してもOKです。
この自由さほど、浪人生の強みはありません。
特に嬉しいのは、得意科目を伸ばしやすくなるということです。
現役時にはできなかった大胆なスケジュールを組むこともできます。
「学校」や「時間割」という制限がなくなるため、好きな時間に好きな科目を好きなだけ勉強できます。
この浪人時代にこそ、自分の得意科目は誰にも負けないくらいの得意科目へと仕上げておきましょう。
好きな勉強なら、調子に乗りやすく、疲れにくい。
それができるという環境が揃っています。
私が一番好きなのは、英語でした。
学生時代には、英語の時間に英語の勉強しかできませんでしたが、浪人時代は好きなだけ英語を勉強しました。
そういう好きな科目を伸ばすことが、受験をするうえでの勝負科目になります。
将来就くであろう就職を決める決定打になる可能性は、大いに考えられます。