魅力的な文章は「新しさ」から生まれてきます。
では、その「新しさ」は、どこで生まれてくるのでしょうか。
「新しさ」は「アイデア」から、生まれて湧き出てきます。
魅力的な文章を書くために、新しい文章を書き、新しい文章のためにアイデアを考えてみましょう。
アイデアは、自分の考えだけで生まれるアイデアだけが、すべてではありません。
自分で考えるアイデアは、実は「真似をしたアイデア」です。
前にもどこかでやったことがあるような、見たことがあるようなアイデアです。
それも、1つの手でしょう。
新しさを取り入れるためには、誰かの真似をすることも必要です。
しかし、本当のアイデアは「ふと、思いつくもの」です。
力まないで、前触れもなく、ある瞬間に突然やってきます。
アイデアが思い浮かぶ瞬間には、ある共通点があります。
アイデアが浮かぶときは「化学反応」が起こったときです。
良い例が、読書です。
読書は、著者と読者の2人の考えが混ざり合う化学反応です。
著者の考えと自分の考えを混ぜ合わせることで、新しいアイデアがふと、浮かんできます。
「著者の考え+自分の考え=アイデア」です。
混ぜ合わせるのは、何も本だけではありません。
テレビを見ているとき、友人と話しているとき、歌っているとき、叱られているときなどでも浮かんできます。
いろいろなことが自分と触れ合うことで、ある瞬間にふと、アイデアが出てきます。
アイデアは、日常ささいなことからも浮かんでくるものなのです。
大切なことは、その時浮かんだアイデアを、大切にするかどうかです。
ほとんどの人が、捨ててしまっています。
これでは、もったいない。
ふとしたアイデアで、人生が変わるかもしれません。
大金持ちになれるかもしれません。
なのに、アイデアを捨ててしまうのは、大当たりの宝くじを捨てるようなものです。
アイデアは、大当たりの宝くじなのです。