文章の魅力的な力の1つに「口では言えないことが言える」ということです。
たとえば、自分の両親に「育ててくれてありがとう」とは、恥ずかしくてなかなか目の前では言えないものです。
どうしても伝えたいのに、口では恥ずかしくてどうしても言えない時も、やはりあります。
私は、いまだに両親の目の前では、恥ずかしいです。
両親の目の前では、おとなしい人になっています。
両親は、私が日本語を忘れてしまったと思っているかもしれません。
「伝えたい。けど、伝えられない」というときにこそ、文字にして伝えてみましょう。
文字は、手段です。
口でダメなら、文字で伝えればいいのです。
文字にお手伝いしてもらえば、きっと気持ちがうまく伝わります。
私が本を書いて、両親に読んでもらうようになってから、私のことをもっと理解できるようになったようです。