人は、相手からプライベートを打ち明けられると、その人に好感を持つ性質があります。
プライベートを話してくれると、自分はそれだけの信用があるのだなと思います。
相手が思い切って話してくれると、こちらも話しやすくなるのです。
今、メールからの出会いが増えています。
相手を知ってからメールをするのではなく、メールから相手を知るのです。
メールから始まる場合、お互いのことは全然知らず、顔もわかりません。
しかし、仲良くなってしまうことが多いです。
仲良くなってしまう理由は、メールだと「プライベートを話しやすい」からです。
文字にすると、お互いの外見や権限、地位や肩書に関係なく、自由に発言できるようになります。
相手の顔色も、気にする必要がありません。
そのため、どんどん話が進み、仲良くなりやすいのです。
私も以前、メールから始まって付き合い始めた女性がいます。
ある日、突然、メールがやってきて、メール交換をし始めました。
最初は、顔も性格もまったくわからないところからのスタートでしたが、メールのたびに仲良くなりました。
メールだと、プライベートを話しやすいのです。
相手の話し口調や考え方も、文章から、にじみ出ています。
メールでは、こちらが話してから、次に相手が話すという「会話のキャッチボール」も、うまくいきやすいです。
この繰り返しで仲良くなり、付き合い始めたわけです。
私は「メールはすごい」と思いました。
メールには、まったく縁もゆかりもない人同士を引き付ける力があります。
住んでいる距離が離れていても、連絡を取ることができるというのは、あらためて考えると素晴らしいことなのです。