執筆者:水口貴博

魅力的な文章を書く30の方法

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太字がない本のほうが、実は学びが深くなる。

太字がない本のほうが、実は学びが深くなる。 | 魅力的な文章を書く30の方法

本文の中で大切なところは、親切に書き手が太字で書いてくれています。

書き手は、太字のほうが大切なところがわかりやすいと思っているようです。

もちろん受験勉強のような参考書なら、太字にするのはわかります。

あらかじめ、試験に出題されるところを太字で強調しておけば、特に理解を深めるべき点が容易にわかります。

太字のおかげでポイントが把握しやすくなり、学習がはかどるに違いありません。

では、すべての本で太字が必要かというと、そうではありません。

小説や自己啓発書などでは、太字は必要ないと考えています。

事実、一般的な小説には、太字部分がないはずです。

なぜかというと、どこが大切なのかは、それぞれの読者によって感じ方が異なるからです。

書き手が、大切だと思って太字にしたところでも、ほかの人にはまったくの的外れのことがあります。

一方、太字になっていないところで、胸がじんとすることもあるでしょう。

書き手が本の中で太字で書くことは、文章から学べる可能性を制限する行為です。

大切なところを決めるのは、著者のやることではありません。

読み手が感じ取ることです。

どこが大切で、どこに感動するのかは、読者によりますし、時と場合によります。

それは読者の想像力に任せるほうがいいのです。

読者の想像に任せることで、あらゆる見方ができるからです。

深い学びが、促されるのです。

魅力的な文章を書く方法(11)
  • 太字は、あえて使わないようにする。
抽象的なエピソードは、わかりにくい。
具体的なエピソードが、面白い。

魅力的な文章を書く30の方法

  1. 書きたいところから、書けばいい。
  2. 自分らしい文章を書くためには、力みすぎないことが大切。
  3. フォントで、文章のイメージが決まる。
  4. 真っ白な分厚めの紙を使うと、文章の評価が上がる。
  5. 一度にたくさん話すのではなく、1項目につき1つだけに絞ると、読み手は理解しやすくなる。
  6. 一気に書ききる「短期集中」のほうが、質が上がる。
  7. たくさんの色を使いすぎると、どこが大切なのか、読み手が混乱する。
  8. 長い1文は、お説教になってしまう。
    短い1文は、名文になる。
  9. 横書きは、横書きだけに統一する。
  10. 人生経験の奥深さが、文章の奥深さになっていく。
  11. 太字がない本のほうが、実は学びが深くなる。
  12. 抽象的なエピソードは、わかりにくい。
    具体的なエピソードが、面白い。
  13. 夜書いた文章を、朝、冷静になって読んで意味が通るなら、大丈夫。
  14. 書き手の波長と同じ読者が集まる。
    読み手の波長は、一致する。
  15. 「括弧」を使うと、読みやすくて理解しやすくなる。
  16. 口で言えないことは、文字にして伝えると、うまくいく。
  17. メールには、縁もゆかりもない人同士を引き付ける力がある。
  18. 悪口をやめて、褒める文章にすることで、明るい文章が出来上がる。
  19. 表現方法は、文章だけでない。
    音楽、演技、絵画、形でも、立派な表現ができる。
  20. 作家になりたいという「夢」があるなら、頼まれる前に書いている。
  21. キャッチフレーズがあるだけで、たくさんの人が引き寄せられていく。
  22. 「書くこと」は「自分を発見すること」だ。
  23. 「新しさ」が、文章の魅力になる。
  24. 「アイデア」は、大当たりの宝くじ。
    ふと浮かんだアイデアで、魅力を表現できる。
  25. わくわくさせる「演出」を、するだけでいい。
  26. 量をこなせば、夢が叶う。
  27. 読者を励ますフレーズがあれば、明るい締めくくりができる。
  28. 気持ちを共有できる文章を書くと、読者のストレスが軽くなる。
  29. 物事の善悪や成否は、説得力によって、決まる。
    一番大切なのは、説得力だ。
  30. 書き方は、自分で作る。
    自分が作る書き方こそ、自分らしい書き方。

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