たわいないことだと思って、みんな手を抜きがちなのは「紙」です。
文章を書くからには、最終的には、紙に印刷します。
ここで、紙に手を抜かないでほしいです。
私が留学時代に、英語のエッセイを提出するときがありました。
友人と一緒にとっていたクラスで、楽しい授業でした。
宿題のエッセイを提出するとき、友人はとても薄い今にも破れそうな紙に印刷していました。
私は、適当に書いた文章なのかと思いました。
いくら、一生懸命に書いた文章でも、印刷する紙を適当にすると、それだけで評価が落ちてしまうことがあります。
紙を手にとったときの手の感触が違うのです。
軽くて薄いと、内容も軽くて薄い印象になります。
少し紙を分厚くして、透き通るような真っ白な紙を使うと、書いている文章も奥が深く、きれいに書かれた印象を受けます。
文章は触ることができませんが、紙は実際に人間の手に触れる物です。
手にとる感触が大事なのです。
大切な場面では、ふさわしい紙を使いましょう。