「おじちゃん、もっと安くして」
商いでは、お客さんが商品を値切るシーンをよく見かけます。
安くなるほうが、家計も助かるでしょう。
しかし、値切るときには、落とし穴があることに気づきましょう。
値段を安くしたとき、売り手の気持ちも一緒に値切ることになります。
売り手は心の中で「私の気持ちがこもった大切な商品なんだ。安くしろと言うなら、適当にしてしまえ」と思っています。
適当にされたことで、商品の価値が下がってしまうのです。
新しい家を建てるときに、値切ってしまうと、大工のおじさんたちの態度が全然違います。
「値切られた。じゃあ、こっちも家を適当に建ててしまえ」となります。
これでは、お金を値切ったところで、商品の価値が下がるなら同じことなのです。
こんなときには「おまけ」をしてもらえばいいのです。
「おまけ」は、商品とプラスアルファの商品です。
おまけをしてもらえると、得をした気分になります。
私が今使っているノートパソコンを買うときも、値切らなかった代わりに「おまけ」をたくさんしてもらいました。
当時30万円のノートパソコンでしたが、たくさんのおまけのおかげで、2万円くらいを、ただでいただいていることになりました。
これも1つの賢いお金の使い方です。
値切るときには、相手の気持ちも値切っていることに気づきましょう。
値切るのではなくて、代わりに「おまけ」をしてもらえばいいのです。