金銭感覚を鍛える方法は、できるだけたくさんのスーパーやデパートで買い物をしてみることです。
いろいろなところで買い物をしてみると、品揃えや値段を比べることができるようになります。
お金の感覚は、いろいろな商品を比べているうちに、だんだん身につきます。
私の母は、金額にはとてもうるさいです。
私の実家は愛媛の田舎ですが、車でいける距離なら、スーパーは何軒かあります。
いくつもスーパーがある中で、いつも母が行くスーパーは「バリュー」というスーパーだけです。
ほかのスーパーは、見向きもしません。
なぜ私が、いつもバリューにしか買い物に行かないのかと聞いてみると「一番いいから」と言います。
品揃えと値段の安さと、家から買い物に行ける距離とで、母が「ここが一番いい」と決めたのです。
私の母は、ひととおりのスーパーは見て回っています。
いつも新聞に挟まれている広告を見ては「これは高い、あれは安い」と独り言を言っています。
母の金銭感覚は、たくさんの商品を比べることで身についています。
一言で金銭感覚と言っても、たくさんの物の値段や大きさ、需要と供給を知ることで身についてくるものなのです。