お金の価値を知るには、お金を稼ぐ経験が必要です。
子どものころは、稼ぐ能力がないため、仕方なく親のお金に頼ってしまいます。
ある程度大人になって社会経験を積むと、自分の苦労がお金に変わるときがきます。
私は昔、ヤマザキパンで日雇いのアルバイトをしたことがあります。
それは生まれて初めてのアルバイトでした。
私はそのときまで、ずっと親のお金で生活していたため、お金の重みがわかりませんでした。
しかし、一度自分で働いてお金を受け取ると、お金の重みが違うことに誰もが気づきます。
私は2日間アルバイトをして、2万円を受け取りました。
この2万円が、重いのです。
「あれ、2万円って、こんなに重かったっけ?」と驚いたくらいです。
そのお金で、物を買います。
これが本当に痛いのです。
往々にしてお金とは、稼ぐときは時間も苦労も必要ですが、なくなるときは一瞬です。
この痛みをたくさん味わうことで、お金の価値がわかってきます。
お金を稼げるようになったら、払うときには親のお金ではなく、自分のお金で支払うようにしましょう。
自分の財布からお金を取り出し、痛みを感じながら、支払うのです。
親のお金のほうが楽ですが、あとあと自分の成長となるのは、自分で支払ったお金です。