問題解決の行動には2種類あります。
頭と体を使った良い例の1つに、就職活動があります。
就職活動は、実際に会社での面接だけではありません。
今は、インターネットでの採用情報が多くなりました。
自分の家にいながらにしてインターネットで会社の情報を集め、そのうえパソコンから履歴書を送れます。
次に、実際に会社へ面接を受けに行く。
これが頭と体を使った具体的な行動です。
頭を使ってインターネットで情報収集をして、体を使って実際に会社に面接を受けに行く。
このように頭と体をどんどん使って行動していくことは、素早い問題解決につながります。
頭だけでよいというのではありません。
もちろん体だけでよいわけでもありません。
頭と体の両方を使った行動が、一番理想的な解決へとつながります。
私は学生時代、いろいろなクラスの情報を集める情報収集係をしていました。
要領よく授業を進めたいし、早く卒業をしたかったからこそ、率先して情報収集に精を出していました。
自宅にいながら、すでにその先生の授業を受けた友人に電話をして話を聞き、情報を集めていたものです。
2人いれば、2人に電話します。
3人いれば、3人に電話します。
実際に、私が教室に足を運び、状況を見ます。
3人からの情報が合っていても、実際に教室に行って授業を受けると、状況が違うことがよくありました。
そのとき私は「情報は、生ものだな」と思いました。
実際の行動で、初めて生の情報が手に入ります。
友人や本からの情報を頼りにすることも大切ですが、頼りすぎないように気をつけることです。
頼るのは、実際に自分の頭と体を動かして得た「生の情報」が一番確実です。
頭を使い、体を動かすだけで、どんどん問題は解決へと近づくのです。