無駄遣いの多い人は、たくさん物を買って、生活がだらだらします。
「これくらい、まあいいか。あれくらい、まあいいか。あれ、いつの間にかお金がなくなっている」
こういう悪循環になります。
実は節約しているほうが、生活が引き締まります。
私は節約が大好きです。
節約をしているからとはいえ、生活の中に嬉しいことも楽しいこともないのかというと、そうではありません。
逆です。
嬉しいことや楽しいことが、どんどん増えます。
節約をしていると、不思議なことに、生活が活性化されます。
友人との関係もよくなり、お金も時間も増えます。
少しでも小さな金額で、大きな得を得ようと考えます。
100円ショップで買った小物を3年間使おうとします。
「たった100円なのに3年も使った」と思えば、無性に嬉しくなります。
「やった。元は取った! 得をしたぞ!」
ゲームに勝ったような気分です。
宝物を掘り当てた感覚です。
一方、お金の失敗をすることもあります。
「3万円も出して買ったのに長持ちしなかった」というときです。
ひどく悔しくなります。
スポーツの試合で負けたときの、あの悔しい気持ちと同じです。
涙がこぼれそうになります。
実際、涙をこぼしたこともあります。
節約をし始めると、生活の中に喜怒哀楽が増え、活性化されるのです。
お金がないと付き合えない、表面的な付き合いが減ります。
お金ではなく、心を基準とした本当の交友関係が結べるようになります。
節約をしようと試みて、初めてできることです。
節約をする生活の怠けがなくなり、むしろ活性化するのです。