日常のささいなことを、どれだけ数値化できるかがポイントです。
お金持ちになるためには、小さなお金までチェックする繊細な感性が、必要です。
しかし、小さなお金に限って、曖昧に、適当に考えがちです。
ここで、よい方法を紹介します。
「家計簿をつける」という方法です。
頭の中で考えるだけでなく、紙に書いて考えればいいのです。
家計簿は、生活で使ったすべてのお金を記入する帳簿です。
すべての「支出」と「収入」を記入するのが、いいところでもあります。
家計簿は、たしかに面倒ではあります。
しかし、長期で見て、必ず得のほうが大きくなります。
お金の感性が養われれば、お金の使い方が上手になるからです。
使ったお金と、入ってくるお金の2つを考えます。
「支出」と「収入」です。
家計簿をつけ始めると、曖昧だった1日で使う金額が、はっきり数値化できるようになります。
使った金額を見ると、多少なりとも、ショックを受けます。
自分が「このくらい」と思っていたのが、実際はかなりの金額になっていることに気づくからです。
具体的な数字で物事を考えることができるようになります。
これが、お金持ちになる第一歩です。
家計簿をつけ始めると「このくらい使った」という曖昧さから抜け出せます。
国語の勉強では、ノートに漢字を書いて、身につけていきます。
数学の勉強では、ノートに数式を書いて、身につけていきます。
お金の勉強では、家計簿にお金の収支を書くことで、身につけます。
家計簿をつけることが、お金の勉強の始まりです。
家計簿が面倒という人がいます。
しかし、国語や数学の勉強が面倒なように、そもそもお金の勉強も面倒であって当然なのです。