浪費癖の原因の1つ。
それは、優越感です。
優越感を得ようとすると、必然的に浪費癖になりやすい傾向があります。
「あの人より幸せに見られたい」
「ほかの人より、いいものを持ちたい」
「みんなから羨ましがられたい」
たしかに優越感が得られると「自分には価値がある」と誇らしい気持ちになるでしょう。
「すごいね」「かっこいいね」「さすがだね」と褒められると、自分が認められた気持ちになります。
コンプレックスがあっても、優越感に浸っているときは忘れることができます。
優越感を得ることが生きがいになっている人もいるかもしれません。
しかし、ここが浪費癖につながる落とし穴です。
優越感を得ようとすると、より多くのお金が必要になります。
普通の人より、持ち物を素晴らしくしなければいけません。
人気商品を買ったり、最新アイテムに買い換えたりする必要があるでしょう。
流行のファッションを取り入れたり、持ち物のランクを上げたりする必要もあるでしょう。
生活水準を上げ、リッチな様子を演出する必要もあるでしょう。
しかも一度上げた生活水準は、体裁に影響するため、なかなか下げることができません。
優越感を得ようとすればするほど、どんどんお金がなくなります。
だから、浪費癖になるのです。
優越感を求めるのはやめることです。
「優越感を得たい」という気持ちがないか、自分の心と向き合ってみてください。
優越感のために買い物をしているなら、本当の幸せにはつながらないため、今すぐやめることです。
優越感を得たところで、しょせん人との比較にすぎないため、本当の幸せには到達できません。
目を覚まして、優越感が無意味であることに気づいてください。
優越感のための買い物は、いかにくだらないことなのか、早く気づくことです。
下に見られてもよしとしましょう。
かっこ悪く思われることを受け入れましょう。
低い生活水準を笑われても気にしなければいいこと。
満足の基準は、人それぞれ。
衣服も食事も住居も、人によって満足できる基準が違います。
世間一般の価値基準に振り回されるのではありません。
あくまで自分の人生なのですから、自分の価値基準を尊重しましょう。
生活水準が低くても、満足できる生活は実現できます。
地味で質素なものでも、自分が「よし」とするならOK。
たとえ低い生活水準を笑われても、自分が満足していれば、それでいいのです。
「優越感に意味はない」と自分に言い聞かせてください。
優越感を気にしなくなれば、余計な買い物をする必要がなくなります。
心を縛り付けていた鎖がなくなり、ストレスが小さくなります。
優越感を求めなくなれば、いつの間にか浪費癖も改善されています。