執筆者:水口貴博

電話対応の30のビジネスマナー

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受話器を置くまでが電話対応。

受話器を置くまでが電話対応。 | 電話対応の30のビジネスマナー

「それでは失礼いたします」

お客さまとの会話が終わり、電話を切ろうとしたときのことです。

残念なことに、電話を切るときにマナーを忘れる人がいます。

電話に出て、話をするところまでは丁寧でも、話が終わったときに気を抜いてしまいがちです。

その代表例は「電話をがちゃんと切ってしまうこと」です。

がちゃんと切ったときに、相手がまだ耳元に受話器をつけたままだと、不快な音を聞かせてしまうことになります。

以前、相手が激しく受話器を置いて切ったために「がちゃん」と大きな音が受話器で鳴り響き、耳がつんときたことがあります。

怒って電話を切ったのだろうかと、勘違いしてしまうほどです。

せっかくよい会話ができたと思ったにもかかわらず、後味の悪い切り方。

もったいないことをしています。

電話で話が終わったら、そこで電話対応が終了していると思っています。

受話器を置くまでが電話対応です。

電話を切り終わる、最後の瞬間まで電話対応は続いています。

受話器をゆっくり置く癖をつけましょう。

さらに丁寧に切りたいときには、受話器を置くフックを指で押して、電話を切る方法もあります。

これを心がければ「がちゃん」という不快音を出すことはありません。

電話対応のビジネスマナー(6)
  • 丁寧な受話器の置き方を心がける。
コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。

電話対応の30のビジネスマナー

  1. 電話対応は、新人だけの仕事ではない。
  2. 電話対応の理想は「早く取ること」と「丁寧な対応」。
  3. お客さまからの電話では、自社の人間のことを、敬称抜き、敬語抜きで話す。
  4. 家族からの電話対応は、例外になるので注意。
  5. 声が小さいからと言って、お客さまに命令をしてはいけない。
  6. 受話器を置くまでが電話対応。
  7. コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。
  8. プライバシーに関わる情報の扱い方には、細心の注意が必要。
  9. 本人の許可がないかぎり、連絡先は絶対に教えてはいけない。
  10. かけるときも受けるときも、電話対応にはメモが欠かせない。
  11. 受話器は、利き手ではない手で取るほうがいい。
  12. いきなり用件を話し始めていませんか。
  13. 呼び出し音3回以内で、電話に出よう。
  14. 迷惑電話も、社会人としての対応を心がける。
  15. いきなり複雑な内容の説明をしない。
  16. 説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。
  17. 相手の身になり、電話をかけるタイミングを考えよう。
  18. 電話対応がよくても、姿勢が悪ければ、評価が落ちる。
  19. 会社の電話を、私用で使ってはいけない。
  20. 重要な話ほど、電話で連絡してはいけない。
  21. 電話の際に、忘れがちなカレンダー。
  22. 名前を名乗らない人ほど、実は大切なお客さまである場合が多い。
  23. 電話対応では、間違いを防ぐために復唱するのは基本。
  24. 否定する言葉の後に、フォローの言葉を続けよう。
  25. 保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。
  26. 電話が適していない状況では、メールを活用する。
  27. 突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。
  28. 「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。
  29. 電話では、わざとゆっくり話そう。
  30. 電話を通してするお願いは、最も通りにくい。

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