執筆者:水口貴博

社会人としての30の訪問・来客マナー

22

上座と下座、違いをしっかり把握する。

上座と下座、違いをしっかり把握する。 | 社会人としての30の訪問・来客マナー

席次という言葉をご存じですか。

社会人なら、当然知っていることでしょうが、あらためておさらいしましょう。

座る場所には、目上の人が座るべき席があります。

それを「上座」といいます。

一般的には、入り口のドアから一番遠い席です。

ドアから最も離れている席は、特等席になるため、目上の人が座ることになります。

逆に、入り口のドアから一番近い席を「下座」といいます。

ドアの近くは、人の出入りで落ち着きがなく、また風の出入りもあり、居心地の悪い場所です。

場所の悪い席には、目下の人が座ることになります。

これが、基本的な上座と下座の位置づけです。

しかし、部屋の種類もいろいろあるように、こればかりではありません。

窓際や絵画を眺められる席も、上座となります。

また和室の場合には、床の間に近い席が上座となりますので注意しましょう。

一言で言ってしまえば「居心地の良い席が上座」「居心地の悪い席が下座」ということです。

目上の人には居心地の良い席に座っていただくことが、敬意を払うことになるのです。

社会人としての訪問・来客マナー(22)
  • 上座と下座の席の特徴を、頭に叩き込んでおく。
車の上座と下座は、同じ席になる。

社会人としての30の訪問・来客マナー

  1. 名刺交換のタブーに要注意。
  2. 文字を相手に向けて、両手で渡そう。
  3. 客先への訪問は、事前にアポイント(予約)をするのがマナー。
  4. 「お茶でいいです」の「で」は余分。
  5. 言い争いになりやすい話題(宗教・政治・野球)は、初対面では避けたほうがいい。
  6. 訪問先で出された飲み物は、飲みきってもいい。
  7. プライベートの感情を、仕事に持ち込まない。
  8. どんなときにも、ペンとノートは持参する。
  9. 約束の時間に早すぎるのも問題。
  10. 訪問の際は、手土産を必ず持参すること。
  11. 手土産選びにも注意しよう。
  12. お茶出しのタイミングは、特に気をつけておきたい。
  13. お茶は、まずお客さまから出すこと。
  14. 初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。
  15. 座布団を踏むのは、お客さまを踏む行為と同じだ。
  16. 大きな声の挨拶が、逆にタブーとなる場合がある。
  17. お客さまに対しては、階段を使って案内をしてはいけない。
  18. 謝罪の言葉を、削りたくても、削らない。
  19. 来客には、まず自分の上司から紹介をする。
  20. エレベーターでは、案内する人が先に乗り、後から降りる。
  21. ドアの開け閉めには、2種類のマナーがある。
  22. 上座と下座、違いをしっかり把握する。
  23. 車の上座と下座は、同じ席になる。
  24. お客さまとの商談中は、携帯はオフにする。
  25. 用件が済んだ後の長居には気をつける。
  26. 「すみません」という言葉を使って、お礼を言っていませんか。
  27. 「遅刻」と「忘れ物」は、絶対にしてはいけない。
  28. へりくだっても、度が過ぎると逆効果になる。
  29. テーブルの上に、バッグを置かない。
  30. 「清潔感」は、会社のイメージにつながる。

同じカテゴリーの作品

1:43

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION