中国、孔子の有名な一言に次のような言葉があります。
「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(あしたに、みちをきかば、ゆうべにしすともかなり)」
「朝に自分の生きる目的がわかれば、夕方に死んでもいい」という意味です。
孔子は、人間が自分の生きる道を見つけることは、それほどまでに重要なテーマであると説いています。
自分の生きる目的を見つけられない人の典型は、フリーターです。
生きている目的がわかっていれば、自分にとって適切な職業がわかり、何をすべきかがわかります。
しかし、自分の生きる目的が見つからず、何を、どうしていいのかわからないから、定職につくことをためらっています。
それが、フリーターです。
フリーという言葉がついているから、自由という印象は受けますが、生きる目的が見つけられない「人生の迷子」です。
孔子の言葉のとおり、まず自分の生きる目的を定めることです。
何をどうすればいいのかが、わかった瞬間から見つかります。
「北海道に行く」という目的があるとします。
北海道に行くためには、飛行機を使わないといけない。
国内線の飛行機に乗るためには、羽田空港に行かないといけない。
羽田空港に行くためには、電車に乗らなければならない。
このように、何をいつどうすればいいのかが具体的にわかるようになります。
自分が生きる目的をまず、定めることです。
ゴールを定め、そうして自分が何をするべきかがわかるようになります。
人生はあなたに対して、生きるタイトルを与えていません。
あなたがタイトルをつけて、それに従って生きて行くとき、輝くのです。
性別、国籍、特徴、性格、才能、能力などの偏りを知り、総合して、後は自分の好きなように生きる意味をつけてしまいます。
何でもかまいません。
あなたが好きなように決めればいいのです。
決めなければいつまで経っても誰も決めてくれません。
あなたが生きる意味を決めてくれる日を、人生は待ち望んでいます。
生きる目的を決定した瞬間から、自分の生きる道が輝き始めます。
意味ができたとたんに、人生は楽しくなるのです。