過去の栄光なんて自慢しないことです。
過去に輝かしい栄光があると、つい人に言いたくなるでしょう。
すごいと思われたい気持ちがあればなおさらです。
「これだけがんばった!」
「これだけの成果を出した!」
自分を大きく見せたくて、つい自慢したくなることもあるでしょう。
しかし、過去の栄光を自慢すると、その後むなしさが襲ってきます。
なぜか暗い気持ちになり、ため息が漏れる。
自慢している最中は上機嫌でいられても、話し終わってしばらくすると、言いようのない空虚感に襲われるのです。
なぜ、過去の栄光を自慢すると、むなしさを感じるのか。
すればするほど、相対的に今がみすぼらしく感じるからです。
過去の栄光を自慢することは「今は輝いていない」「今は自慢できるような栄光がない」と言っているのと同じです。
過去の栄光を自慢すればするほど、今が暗くくすんで感じられるようになります。
そして、むなしさや空虚感に襲われるのです。
過去の栄光なんて自慢するものではありません。
元気が奪われ、暗い気持ちになるだけです。
そもそも自慢話は、人間関係にもマイナスです。
聞かれてもいないのにずけずけ自慢していると、周りからうっとうしく思われるでしょう。
自己顕示欲が強いと思われるのがオチです。
あまりしつこいとうんざりされ、煙たがられます。
過去の栄光を自慢することは、心の健康にも人間関係にも良くありません。
考えるのはこれからの未来にしましょう。
過去に輝かしい栄光があったとしても、もう終わったことです。
たしかに素晴らしい過去があったのかもしれませんが、あくまで過去の話です。
過去は過去であり、今は今です。
過去を振り返ってばかりいると、目線が後ろ向きになってしまい、今がおろそかになってしまいます。
そこにリソースが奪われ、今に向ける集中力が損なわれてしまいます。
大切なのは「今」であり「これからの未来」です。
将来の夢を語りましょう。
目指している目標について話しましょう。
生きているのは今であり、やってくるのは未来です。
時間は前にしか進まないのですから、目線は常に前を向いていることが大切です。
過去の栄光は「聞かれたら答える」「ちょっとした昔話で紹介する」という程度にしておくのが賢明です。