学生時代のころ、親から仕送りをしてもらうことがあるでしょう。
社会人になって働き始めたばかりのころも、親からの仕送りに助けられることがあるのではないでしょうか。
生活に苦しいときの仕送りは本当に助かりますね。
仕送りをいただくのは、お金をもらっているのと同じことです。
仕送りをたくさん送ってもらったときは、大金をもらっているのと同じことになるので、感謝しかありません。
この仕送りで、よく見られる光景があります。
親からの仕送りには、たいてい「余計なもの」が入っています。
お願いしたものが入っているのはいいのですが、お願いしていないものまで入っているでしょう。
食べにくいもの、使いにくいもの、好きではないもの。
まったく必要ないものが入っていると、ちょっと扱いに困ってしまいます。
「親は私を困らせようとしているのかな?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
なぜ親からの仕送りには、いつも余計なものが入っているのか。
余計なものを入れたくなるのは、親からの愛情です。
親は仕送りで箱詰めをしているとき、あなたの生活を案じました。
「これも喜んでくれるかな」
「必要になるかもしれない」
「念のため入れておこう」
「少しでも足しになれば」「少しでも喜んでもらえれば」と、詰めるだけ詰め込みました。
親としては子どものためを思えば思うほどいろいろ入れたくなり、つい入れすぎてしまうのです。
いずれ自分が親になり、わが子に仕送りをする立場になれば、わかります。
自分も同じように「少しでも足しになれば」「少しでも喜んでもらえれば」と仕送りの箱にたくさん詰め込みたくなるでしょう。
お礼の電話をするときに「余計なものを入れないで!」と怒鳴るのは要注意です。
言いたくなるところですが、喉のところで止めて、素直にお礼を言うのが得策です。
「○○も入れてくれたんだね。ありがとう!」
親に悪気はないのですから、気持ちだけは丁寧に受け取っておくのがいいでしょう。
どうしても不要なものであれば、友人や近所の人にプレゼントするといいでしょう。
必要としている人にプレゼントすれば、喜んでもらえます。
迷惑になって二度と送ってほしくないものなら、言い方に注意したうえで伝えるようにしましょう。
「○○をありがとう。気持ちは嬉しいけど、ちょっと必要ないかな」
配慮に感謝したうえで不要であることを伝えれば、親も理解してくれるはずです。
自分としては余計に感じるかもしれませんが、そこには親からの純粋な愛情があるのは間違いありません。
仕送りには、余計なものが入っているほうがいいのです。
親からの仕送りに余計なものが入っているのは、ありがたいことです。