気持ちを明るくするためには、楽しいことを考えることが大切です。
ただし、楽しいことなら、何でもいいわけではありません。
問題は、過去か未来かです。
たとえば、楽しかった過去を思い出すと、息苦しくなった経験はありませんか。
楽しいことを考えているにもかかわらず、なぜかため息が出ます。
楽しかった過去を思い出すのは、相対的に「今はつまらない」と言っているようなものです。
今を否定しているわけではありませんが、遠回しに今を否定している状態に近いのです。
もちろんたまには旧友と懐かしい思い出を楽しむのはいいでしょうが、やりすぎには注意が必要です。
子どもは過去を振り返りません。
常に、これからのことを考えています。
だから、いつも元気で生き生きしています。
大人は、こうした子どもの心がけを学ぶ必要があります。
過去はもう終わったことです。
いくら楽しかった過去とはいえ、終わったことをやみくもに思い出しても仕方ありません。
大切なのは、これからです。
人生は有限です。
限りある貴重な体力や時間は、過去より未来のために使うほうが、建設的です。
楽しいことを考えるなら、楽しかった過去より、楽しくなる未来を考えましょう。
これからの未来がもっと楽しみになるように、今できることをします。
自分の未来にわくわくしましょう。
そのとき、本当の意味で、明るい気持ちになるのです。