コンビニや飲食店で、もたもたしている店員さんと出会うことがあります。
言葉遣いがたどたどしかったり、手際が悪くて時間がかかったり。
動きや言葉遣いから、まだ仕事に慣れていないことがわかります。
時には注文を間違えられることもあるかもしれません。
たいていそういう場合は、新人さんです。
「研修中」と書かれた名札を見かけることもありますね。
目の前の仕事にいっぱいいっぱいなのでしょう。
笑顔が少なく、時にはほとんど無表情になっていることもしばしば。
たまたま新人さんに当たることがあり、ぎこちない対応をされることがあるものです。
そんなとき、むっとしないことです。
その新人さんに悪気はありません。
動きはたどたどしくても、本人としては一生懸命です。
新人さんに悪気はないのですから、責めたところで仕方ありません。
こういうときは、心を大にして、優しい気持ちになってください。
「新人さんなのだろう。覚えることがたくさんあって大変ですよね。頑張ってください!」
心の中で応援しましょう。
場の雰囲気が許せば、直接声をかけることも悪くありません。
「優しいお客さんで良かった」とほっとするでしょう。
あなたも新人だったころ、慣れない仕事でもたついていたのではないでしょうか。
最初からスムーズにできる人はいません。
時には周りに迷惑をかけていたこともあったかもしれません。
あなたがそうであるように、相手もそうです。
新人のころは何もかも不慣れです。
初めての仕事ばかりでわからないことも多いため、なかなかスムーズにいかず、もたもたしてしまいます。
時にはうっかり間違え、周りに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
「急いでいるときにもたもたされるのは困る」という人もいるかもしれませんが、実は自分にも反省点があります。
人生では何事も「余裕」が大切です。
そもそも急がなければいけない状況を作っている自分にも非があるといえるでしょう。
もたもたしている新人さんに困るようでは、まだ余裕が足りないといえます。
優しい声を送ると、自分も優しい気持ちになれます。
優しいお客さんに恵まれたことで、新人さんも心が救われ、助かるでしょう。
今はもたもたしていても、慣れてくるにつれて接客がスムーズになります。
その新人さんが、将来のリーダーやマネージャーになる可能性も考えられます。
お客さんも「教育係の1人」です。
「自分も新人さんを育てる役割がある」と思えば、優しい目で見ることができるようになります。