「私は運が悪いんです」と悩む人がいます。
話を聞くと、いい出会いがなかったり、仕事や人間関係がうまくいってなかったりしているとのこと。
たしかに不運な状況なのは事実かもしれませんが、その人の運を悪くさせる原因は別のところにあります。
「私は運が悪いんです」というセリフそのものです。
「私は運が悪いんです」は、不運を引き寄せる邪悪の言葉です。
このセリフを口にするたびに、どんどん運が悪くなっていると思ってください。
想像してみてください。
あなたの身近に「運が悪いんです」という口癖の人がいれば、どう感じるでしょうか。
暗い雰囲気を感じたり、不吉なイメージを連想したりするのではないでしょうか。
疫病神に取りつかれているような、ネガティブな印象を受けることもあるかもしれません。
下手に関わっていると、こちらにも不運が伝染してきそうな不安を感じることもあるでしょう。
そのため人から距離を置かれ、人から距離を置かれるからますます運が悪くなるという、負のサイクルを作り出しているのです。
言葉には言霊の力が宿っています。
「私は運が悪いんです」と嘆く人は、そう言うことで運を悪くさせています。
「私は運が悪いんです」というセリフは、百害あって一利なし。
禁句にしておきましょう。
「私は運が悪いんです」というセリフは禁句にする一方で、口癖にしたいセリフもあります。
「私は運がいいんです」という言葉です。
「私は運が悪いんです」が不運を引き寄せるセリフなら「私は運がいいんです」は運を引き寄せるセリフです。
「運がいいわけでもないのに勝手なことは言えない」と思うかもしれませんが、心配には及びません。
大切なのは「受け止め方」です。
運の良しあしは、解釈によっていかようにも変わります。
交通事故に遭っても「命があってよかった」と思えば「運がいい」と言えるでしょう。
友人に騙されても「人間関係の整理ができた」と思えば「運がいい」と言えるでしょう。
仕事で失敗しても「改善点を見つけることができた」と思えば「運がいい」と言えるでしょう。
運がいいかどうかは、人が決めるものではなく、自分が決めるものです。
物事には2面性があり、マイナス面もあれば、プラス面もあります。
自分の身に起こることを何でもプラスに解釈すれば、自信を持って「私は運がいい」と胸を張れるでしょう。
「私は運がいいんです」と言う人は、ますます運気が上がっていき、さらなる幸運を招くのです。