困っている人がいて助けたくても、直接手を貸せないときがあります。
できる範囲で助けたいところですが、難しい状況があるでしょう。
仕事に悩んでいる人がいるからといって、相手の職場まで行って仕事を手伝うのは無理があります。
大きな借金で困っている人がいるからといって、全額を肩代わりするわけにもいかないでしょう。
恋愛に悩んでいる人がいるからといって、相手の身代わりになることもできません。
助けたくても一切できないのは、もどかしくなるところですね。
大切な友人や親友であれば、力になれなくて申し訳ない気持ちになるでしょう。
そんなときは、相手の話を聞いてください。
アドバイスをする必要はありません。
じっくり話を聞くだけでいいのです。
相手の話を否定せず、相槌を打ちながら聞きましょう。
途中で話を遮らず、最後まで傾聴しましょう。
電話でも対面でもいい。
カフェで飲食を楽しみながら聞くのもよし。
時間の許すかぎり、とことん話を聞きましょう。
話を聞くだけで相手の悩みが解決するわけではありませんが、少なくとも吐き出せます。
話を聞いてもらえるだけでほっとします。
吐き出した分だけで心が楽になり、精神的に軽くなるのです。
「助けたい」というあなたの優しい気持ちも伝わるに違いありません。
もちろん口外は厳守です。
相手から聞いた悩みは大事なプライベート情報です。
相手のプライバシーを尊重して、秘密厳守を徹底することが欠かせません。
直接相手に協力できなくても、話を聞くくらいならできるはずです。
話を聞くだけでも、人助けなのです。