頭を柔らかくするためには、ある意識が大切です。
それは「改善意識」です。
「改善するところはない」
そう思っているなら、すでに頭が固くなっている証拠です。
改善点がないのではなく、まだ気づいていないだけです。
どんなことにも、必ず改善すべきところがあります。
改善するためには、物事を深掘りしていかなければいけません。
いろんな角度から物事を見たり、さまざまな発想を膨らませたりすることになります。
「こうするとどうなるだろうか」「ああするとどうなるだろうか」と、呪文のように唱えることでしょう。
さまざまな可能性を模索していくことで、次第に頭が柔らかくなっていくのです。
ビジネスでは、改善意識を持って取り組みましょう。
「悪いところはないだろうか」
「どこかに直すべきところはないだろうか」
「効率を上げる方法はないだろうか」
「もっと精度を上げる工夫はないだろうか」
「何か経費を節約できる方法はないだろうか」
小さな欠点が見つかれば、さっそく改善に取りかかりましょう。
たとえ特に問題は発生していないとしても、さらに上を目指して改善を考えることが大切です。
すでに100点なら、101点を目指していくことです。
ビジネスだけでなく、プライベートでも改善意識を取り入れましょう。
たとえば、家事です。
掃除なら「もっときれいにできる工夫はないだろうか」と考えます。
洗濯なら「洗濯物を少しでも早く乾かす方法はないだろうか」と考えます。
炊事なら「もっとおいしくなる味付けはないだろうか」と考えます。
趣味も忘れてはなりません。
「もっと面白くなる方法はないだろうか」
「さらにスコアを上げるためにはどうすればいいだろうか」
「趣味で終わらせず、社会貢献につなげる工夫はないだろうか」
趣味のためなら、自然とやる気も出てくるはずです。
1ミリでもいいので、何か改善を果たしたい。
難しく考えないでください。
面倒な気持ちではなく、楽しむ気持ちで改善に取り組んでいきましょう。
「改善」を1つの遊びとして考えると、楽しく取り組めるはずです。
「明るい未来を切り開くための課題」と思えば、心に火がついて「いいアイデアを出したい!」という気持ちも強くなります。
時には改善が改悪になってしまうこともありますが、失敗も1つの経験です。
「頭を柔らかくするために役立った」と考え、ポジティブに受け止めましょう。
改善に終わりはありません。
改善、改善、また改善。
改善意識を持つ人に、頭の固い人はいないのです。