人から役立つことを聞くことがあります。
いわゆる「お役立ち情報」です。
税金控除の話、スーパーの安売り情報、役立つウェブサイトの紹介など、偶然いい話を聞くことがあるでしょう。
道具の便利な使い方を聞いて「なるほど、知らなかった。いい話を聞いたぞ!」と喜ぶこともあるのではないでしょうか。
こんなときよくあるのが「今度やってみよう」「機会があれば試す」です。
すぐ試すのではなく、いったん時間を置いてから試すパターンです。
よくありがちですが、ここに落とし穴があります。
人は忘れる生き物です。
時間が経つと、話の詳細を忘れて思い出せなくなることが多い。
「えっと、どんな話だったかな?」となります。
のんびり悠長なことを言っていると、たいてい忘れるのがオチです。
どれだけ役立つ話も、忘れてしまえば意味がありません。
そのときは「やってみよう!」「ぜひ試してみよう!」と意気込んでいても、時間が経つとテンションが下がります。
後になればなるほど「まあいいか」となりやすい。
一晩寝たら、ずいぶん熱が冷めていると思ってください。
人から役立つことを聞いたら、すぐ実行に移しましょう。
できれば聞き終わった直後です。
税金控除の話を聞いたら、すぐ必要書類を準備して、役所に行きましょう。
スーパーの安売り情報を聞いたら、話を終えた直後、足を運んでみましょう。
事情があってすぐ実行に移せないなら、メモをとってください。
紙のメモでもスマホのメモでもいい。
きちんとメモに残せば、消えることはありません。
状況が許すなら、話を聞き終わる前に動き始めてください。
話を聞きながらその場で試してみることです。
役立つウェブサイトを教えてもらったら、手持ちのスマホを取り出し、その場でアクセスしてみましょう。
得られたチャンスはきちんと生かすことです。
「今度やろう」は永遠に実現しません。
「今すぐやろう」は今すぐ実現します。
人から役立つ話を聞いたら、すぐ実行に移すのが正解です。