出世を目指すなら、仕事のスピードアップを目指しましょう。
すなわち「仕事の処理スピードを上げる」ということです。
仕事の処理スピードは速ければ速いほどよい。
処理スピードが速くなればなるほど、短時間で多くの仕事をこなせます。
少々雑であってもいいので、仕事の処理スピードを1分1秒でも上げることを意識してください。
スピードは正義です。
遅くて困ることはあっても速くて困ることはありません。
仕事の処理スピードは、速ければ速いほど高い評価につながります。
同じ仕事であっても、仕事の遅い人より速い人のほうが優秀に映ります。
現代はスピード社会ですから、ますますスピードの必要性・重要性が高まっています。
なぜスピードを意識することが大切なのか。
一番の理由は、短時間で多くの仕事を処理できることですが、それだけではありません。
スピードは、主観が入らないからです。
私たちが仕事をするとき「質」を意識することが多いのではないでしょうか。
できるだけ完成度の高い仕事に仕上げようと思うはずです。
もちろん質は大事ですが、ここにちょっとした落とし穴があります。
質の評価は「主観」が入るため、人によってばらつきます。
たとえば、企画書を作る仕事があるとします。
あなたが発案した企画は、人によって評価が異なるでしょう。
ある人は「よい企画だ」と高く評価するかもしれませんが、別の人は「平凡な企画だ」と低く評価するかもしれません。
価値観は人によって異なるため、質の評価も人によって異なるのです。
一方、時間は違います。
時間は「主観」が入りません。
たとえば、1時間で企画書を仕上げたなら、誰にとっても1時間です。
あなたが1時間で企画書を仕上げれば、誰からも1時間であり「もう仕上げたの!」と驚かれるでしょう。
企画書の中身は平凡であっても、速い仕事を印象づけることができます。
時間は主観が入らないため、スピードが速くなるに比例して評価も高くなります。
そのため質よりスピードで勝負するほうが、人に関係なく安定した評価を得やすくなるのです。
1分1秒でも、処理スピードのアップを心がけてください。
段取りを工夫したり便利なツールを使ったり自動化を取り入れたりなど、できることがあるはずです。
1秒の時短が60回繰り返されれば1分となり、1分の時短が60回繰り返されれば1時間です。
パソコンを使う仕事なら、ショートカットの習得が有効です。
全選択・コピー・ペーストなどの操作は、マウスではなくキーボードで行いましょう。
マウスよりキーボードのほうが楽に素早く操作でき、処理スピードのアップにつながります。
ショートカット1回分の時短効果は小さくても、積み重なると大きな差となります。
コピー機による印刷のようにスピードが固定されていることでも、知恵と工夫によってスピードアップを図ることが可能です。
たとえば、逆ページからコピーしていけば、仕上がったとき、ページが昇順に整います。
後からページ順を整える作業を省略できるため、結果としてスピードアップにつながります。
平凡な雑用であっても、スピードアップの余地があるのです。
どんな仕事であっても、「もっと速く仕上げられないか」と考えてください。
どんな仕事でも必ずスピードアップのコツがあります。
スピードアップのコツを見つけることも、仕事の楽しみの1つです。
レスポンスは早いほうがプラスに働くように、仕事の処理スピードも速いほうがプラスに働きます。
仕事は多少雑であってもいいので、処理スピードの向上を心がけてください。
仕事の処理スピードが速くなれば、スピード出世を果たせるでしょう。