出世は、競争の世界です。
出世をするためには、競争に勝つ必要があります。
過酷な出世競争の中にいて、競争がエスカレートすると、ふと「悪い考え」が頭をよぎる瞬間があるかもしれません。
「ライバルの仕事を妨害したい気持ち」です。
ライバルの仕事を妨害したい衝動に駆られることがあるかもしれません。
たしかにライバルがダメになると、競争相手が1人減ることになり、自分の立場が有利になるでしょう。
仕事が失敗するようトラブルを仕向ければ、ライバルが減って出世の道が切り開かれる可能性が高くなるでしょう。
しかし、いくら出世をしたいとはいえ、意図的に人の仕事を妨害することはあってなりません。
人の仕事を妨害することは、社会人としてあるまじき行為です。
仕事はフェアでなくてはなりません。
ライバルの邪魔をすることは、犯罪行為に匹敵するほど悪質です。
そもそもライバルの足を引っ張って余計なリソースを割いていると、自分の仕事に集中できなくなり、よい成果を出せなくなります。
悪質な妨害行為は、ばれるものと決まっています。
目撃情報・データの記録・監視カメラの映像など、証拠となるものはたくさんあるので、意外とあっさり発覚するでしょう。
悪質な妨害がばれれば信用問題に発展して、評価が最悪まで落ちるのは確実です。
魔が差したというのは言い訳になりません。
「要注意人物」として見られるようになり、完全に出世の道が閉ざされます。
仮に出世できたとしても、典型的に嫌われる上司となるのは確定です。
部下から嫌われ、人望もなければ、大きな仕事をスムーズに進めることができず、よい成果を出せません。
いくら出世競争とはいえ、ライバルの仕事を妨害することほど愚かなことはありません。
人の仕事の邪魔をする暇があるなら、自分の仕事に集中することです。
衝動に駆られても、ぐっと抑えることです。
ライバルの仕事を邪魔することにエネルギーを使うのではなく、自分の仕事に集中してください。
ライバルの仕事が気になっても、ひたすら目の前の仕事に集中しましょう。
出世は、正々堂々と公平に行われるものです。
自分の仕事に集中するのが、出世の一番の近道です。