社会で働いていると「覚えなければいけない仕事」に直面することがあります。
受験を終えてようやく暗記作業から解放されたと思いきや、社会人になっても暗記作業に直面することが少なくありません。
営業であれば、紹介する商品の詳細を覚える必要があるでしょう。
取引先に出向くなら、取引企業のプロフィールを頭に入れておく必要があるでしょう。
人名・商品名・数値データ・各種名称など、仕事を行うにあたり覚えなければいけないことがあるもの。
学生時代のつらい暗記の思い出がよみがえり、げんなりするものです。
前もって頭に叩き込んでおく必要があり、四苦八苦している人も多いのではないでしょうか。
もし覚えなければいけないことがあるなら、ぜひおすすめの方法があります。
寝る前にするとスムーズです。
寝る前に覚えたことは、記憶に定着しやすくなるからです。
私たちが覚醒しているときはさまざまな情報に触れます。
目や耳から入ってきた情報は、視覚刺激・聴覚刺激として脳に送られます。
いろんな情報が入ってくると、脳では「記憶の干渉」が発生しやすくなります。
先に覚えたことが、後から入ってきた情報と混ざったり上書きされたりして、覚えたくてもなかなか覚えにくくなるのです。
覚醒中はいろんな情報にさらされるため、スムーズに覚えられないことが少なくありません。
一方、睡眠中は違います。
睡眠中は新しい情報が入ってきません。
新しい情報が入ってこないということは、記憶の干渉も起こらないということです。
寝る前に覚えたことは記憶に定着しやすくなることが科学的に証明されています。
熱心な受験生であれば、すでにご存じのノウハウでしょう。
受験では定番の記憶テクニックですが、もちろん社会人になっても通用します。
覚えるタイミングをコントロールするだけで記憶の程度が変わるのですから、こんなうまい話はありません。
できるだけ少ない労力で高い効果を上げましょう。
覚えなければいけない仕事は、寝る前に叩き込むことをおすすめします。
暗記作業は寝る前がベストタイミングです。
朝になれば、意外と忘れず覚えていることに驚くはずです。