あなたの目の前には、壁が見えているでしょう。
高くそびえ立つ壁は、とても越えられそうにありません。
「行き止まりだね、先に進めないね」
仕方なく別の道を考えているところかもしれません。
ちょっと待ってください。
突然ですが、それは壁ではありません。
壁のように見えるだけです。
「壁があって進めない」と諦めないでください。
見た目だけで判断するのはよくありません。
「壁は壁だよ。行き止まりだよ」と思うかもしれませんが、試してみてほしいことがあります。
実際に壁を手で押して確かめてください。
するとどうでしょう。
すっと前に進めてしまうでしょう。
壁と思っていたそれは「間仕切りカーテン」でした。
間仕切りカーテンの向こうには道が続いていて、新しい空間が広がっています。
なんということでしょう。
たったこれだけのことです。
間仕切りカーテンを壁と誤解していただけです。
「なんだ。単なる間仕切りカーテンだったのか」
あまりにあっけなくて拍子抜けするでしょう。
人間は見間違える生き物です。
勝手に壁と見間違えて諦めることほど損なことはありません。
実際は道が続いていても、間仕切りカーテンを壁と誤解すると、ないも同然です。
見た目だけで判断するのはよくありません。
それは本当に壁なのか、見た目だけで判断せず、実際に確かめてください。
先入観や思い込みにも要注意です。
日頃から実際に触れて確かめる習慣をつけてください。
隠し通路・隠し部屋を見つける感覚でどんどん確かめていきましょう。
中には壁そっくりの間仕切りカーテンもあるので騙されないでください。
壁かどうか確かめる習慣があれば、ぱっと可能性が開けます。
「なんだ。進めるじゃないか。道があるじゃないか」と新発見を楽しめるでしょう。
今まで通ってきた道も、間仕切りカーテンを壁と誤解していたところがあるかもしれません。
いつの間にか見過ごしてしまうのはよくあること。
気になるところがあれば、ちょっと戻って再確認してみるといいでしょう。