世界には今、およそ80億もの人がいます。
街では多くの人が行き交っています。
会社にも学校にも飲食店でも、多くの人がいて出入りしています。
これだけ多くの人がいる世の中では、あなたのことを「大勢の1人」として見なされることがあるでしょう。
会社では、社員の1人と見なされるでしょう。
学校では、生徒の1人として見なされるでしょう。
飲食店では、お客さんの1人と見なされるでしょう。
大切に思っている友人がいても、友人はあなたのことを知り合いの1人と思っているかもしれません。
誰かの特別な存在になりたくても、人々が行き交う社会では、大勢の1人として見なされていることがあるものです。
「この世の中で、私は大勢の1人にすぎない」と思うこともあるかもしれません。
ここで気づいてほしいことがあります。
世間ではあなたのことを大勢の1人と見なしていても、特別な存在と見なしている人物が1人います。
自分なのです。
あなたにとってあなたは特別な存在です。
あなたは、周りにとって大勢の1人であっても、自分にとっては特別な存在です。
世界で1人しかいません。
同姓同名の人はいても、個体として完全に同じ人はいません。
世界中はもちろん、全宇宙を探しても、あなたは1人だけです。
誰がなんと言おうと、あなたにとって自分は特別な存在です。
自分のことを特別な存在だと思っている人が、少なくとも今ここに1人いると気づいてください。
自分のことを粗末に扱ってはいけません。
あなたは特別な存在ですから、もっと自分のことを大事にしてください。
人を好きになることも大切ですが、まず自分を好きになりましょう。
すでに自分のことが好きなら、もっと自分のことを好きになってください。
人間関係では特別な人のために努めることがありますが、それは自分にとっても同じこと。
自分の大ファンは自分です。
あなたは、ほかの誰よりも大事でいとおしい存在です。
特別な自分にふさわしいよう、特別に接することが大切です。
優しく丁寧に自分を扱ってください。
自分で自分に愛情を注いでください。
健康を意識して、自分の体をいたわってください。
落ち込んでいるときは、自分で自分を慰めてください。
頑張りたいときは、自分で自分を奮い立たせてください。
夢に向かっているときは、自分で自分を応援してください。
特別な自分に期待して、自分を信じて生きてください。
特別な自分のためなら、特別頑張る価値があります。
あなたは世界で唯一無二の存在です。
世界中はもちろん、全宇宙の中でも、あなたはオンリーワンです。
自分にとって自分は特別な存在であることだけは忘れないでください。