人を動かすのは「熱い気持ち」です。
人は、心を持つ生き物です。
心を動かすのは心。
心の火は小さくてもいいのです。
たとえ心の火が弱火であっても、それが熱いことに変わりありません。
熱い気持ちを伝えれば、相手は心を動かされるでしょう。
「そこまで言うのなら」「あなたの熱意に押されました」と、相手は心変わりしてくれるかもしれません。
「感動した」と共感され、力を貸してくれるかもしれません。
熱意は説得力に転化します。
相手の心に訴えかけることで、難しい要望を通せることがあります。
熱い気持ちがあるのは素晴らしいことです。
熱い気持ちには、未来を切り開く可能性があります。
人だけでなく、世の中を動かす力まであるのですから侮れません。
しかし、ここでよくある残念なパターンがあります。
熱い気持ちがあるのはいいのですが、持ったままになっている人が多い。
熱い気持ちを持ったままでは意味がないのです。
熱い気持ちを持っていても、それを秘めたままでは無意味です。
熱い気持ちは、伝えて初めて意味があります。
人を動かしたいなら、熱い気持ちを持ったままにするのではありません。
きちんと表現して、しっかり伝えてください。
熱い気持ちは人を動かします。
きちんと表現することで、その熱い気持ちは大きな力を発揮します。
熱ければ熱いほどきちんと人に伝わり、人から人へと広がります。
直接声に出して言うのが恥ずかしいという人もいるでしょう。
ベストは声に出すことですが、どうしても恥ずかしいなら文字で伝えるのもOKです。
メールであれ手紙であれ、正当な手段です。
「表現して伝える」という点では、声でも文字でも同じことです。
内に秘めた熱い気持ちを、持ったままで終わらせるのではなく、きちんと表現して伝えていってください。