あなたには、買ったまま読んでいない本がありますか。
おそらく「ある」と答えるでしょう。
本を読みたい気持ちが冷めるのは早い。
買ったことに満足してしまい、そのまま読まない本があるでしょう。
「面白そうだな」と思って買ってみたものの、そのまま読まれず放置される本があるものです。
何らかの事情で読むタイミングを失うと、読みたい気持ちも冷めてしまいます。
いったんタイミングを逃すと、なかなか読みません。
買ったばかりの新しい本も、しばらく時間が経つと古くさく感じられ、読むモチベーションが湧きにくくなります。
一度も読んでいないのに、古い本に手をつけるような違和感が出てくるものです。
「いつか読もう」「時間があるときに読もう」と思いながら、ずいぶん時間が経っているでしょう。
1年以上も前に買ったまま、まだ読んでいない本もあるかもしれません。
ほこりがかぶった本もあるかもしれません。
買ったまま読んでいなければ、買った意味がありません。
時間が経つにつれて、本のページも黄ばんできます。
買ったまま一度も読んでいなくて、ほこりをかぶっている本があるのではないでしょうか。
ほったらかしにされている本もかわいそうです。
さあ、今こそ立ち上がるときです。
もう後回しにするのはやめましょう。
この記事に出会ったのも、何かの縁です。
買ったまま読んでいない本を今から読み始めましょう。
「いつか」「また今度」「時間があるとき」などと思っていると、また同じことの繰り返しになります。
もたもたしていると、再び読む気が失われてしまいます。
この記事を中断してでもかまいません。
このチャンスを逃さないでください。
「いつか読む」ではなく「今から読む」です。
「さあ、今から読もう」と心に火がついた瞬間を見逃さないでください。
今は読みたい気持ちがなくてもかまいません。
読みたい気持ちは、後から出てきます。
とりあえず1ページ目を開いて、1行目から読み始めましょう。
後は勝手に2行目3行目、2ページ目3ページ目と進んでいくでしょう。
気づけば、読むのが止まらなくなっているはずです。
読んでみると面白くて止まらなくなるでしょう。
「どうしてもっと早く読まなかったのだろう」と思うに違いありません。
「面白そうだ」と思って買っただけのことはあります。
一度に読み切る必要はありません。
読書を中断するときは、しおりや付箋を使って読み進めた箇所が分かるようにしておきましょう。
読むのを中断したら、再び放置されないよう、毎日使うカバンの中に入れておきましょう。
カバンを開けるたびに本が視界に入って、続きを読みやすくなります。
待ち時間や移動時間を利用しながら読み進めれば、意外とすぐ読めてしまうでしょう。
本は、置物のためにあるのではなく、読まれるためにあります。
買ったまま読んでいない本を読むだけで、今日はいい1日になります。