あなたが生まれて親から最初にもらったプレゼントは何でしょうか。
名前です。
あなたにとっては最初から普通にあるものなので、何とも思っていないかもしれません。
しかし、これほどありがたいことはありません。
あなたの名前には「決められた経緯」があります。
自分の名前は、最初からあるものではありません。
後からつけられたものです。
無作為で決まったわけではなく、慎重に考え抜いた末に決まったものです。
想像してみてください。
あなたがこの世に誕生して、まだ名前についていないころのことです。
親は、あなたの名前を決めるために考えた時間があります。
「どんな名前にしようかな。こういう名前がいいだろうか。ああいう名前がいいだろうか。悩ましいなあ」
うんうんうなりながら考えた時間があります。
頭を抱えながら悩んでいたことでしょう。
画数を気にしていたかもしれません。
名前辞典を見ながら考えていたかもしれません。
パートナーと相談して、時には意見の対立があったかもしれません。
少なくとも時間と労力をかけていたのは間違いありません。
考え抜いた末、ようやく決まったのが今のあなたの名前です。
最初から普通にある名前ですが、決まるまでには多くの時間と労力がかかっています。
まったく記憶にないことでしょうが、あなたの名前が決まる前には、たしかにそういう時間が存在していたのです。
だから、もっと自分の名前を好きになってください。
もっと自分の名前に愛着を持ちましょう。
手間暇のかかった自分の名前を再認識してください。
手間暇をかけて決めてくれた親にも感謝することです。
名前には、親から子への願いを込められています。
「こんなふうに育ってほしい」「こんな人生を歩んでほしい」という気持ちが詰まっています。
子への思いだったり、将来の願いだったりです。
それは平凡な名前であっても同じです。
無味乾燥な文字列ではありません。
親からの意味や愛情が込められた格言です。
名前を「格言」と捉えれば、格式と品格が感じられるはずです。
名前は、生まれてから死ぬまで一生持ち続けるものです。
消えたり離れたりすることはありません。
泥棒に盗まれる心配もありません。
名字は、人生の途中で変わることはありますが、名前は一生変わることはありません。
自分の名前の重要性に気づきましょう。
名前ほど、素晴らしいプレゼントはありません。
親からの愛情を感じてください。
あなたの名前は、親が時間をかけて考えてくれた、最高のプレゼントです。