買い物の際、レジでのやりとりを思い出してください。
無言で商品を受け取っていませんか。
悪いことをしているわけではありません。
きちんとお金を支払い終えれば、お会計は完了です。
無言で商品を受け取ってもまったく問題はありません。
しかし、感じがいいとは言いがたいでしょう。
「お金を払っている立場なのだから、感謝されるのはこちらのほうだ」
そう思っているなら考え直したほうがいいでしょう。
「お客なのだから」「お金を払っている立場なのだから」と考えているのは傲慢な態度です。
ふんぞり返っている状態であり、印象がよくありません。
お金を払った立場だからといって偉そうにしているお客さんは、お店から嫌われます。
お金を払う立場であっても、やはりお礼は必要です。
お金を払っている立場とはいえ、謙虚さは必要です。
自分だけでは買い物ができません。
商取引は、売り手・買い手の双方がいることで成立します。
そのお店のおかげで、素晴らしい商品を手に入れました。
その店員さんがいるおかげで、気持ちよく買い物ができました。
お金を払う側であっても、商品を受け取るときには「ありがとう」とお礼を言うことが大切です。
「おかげでよい買い物ができました」という意味で感謝しましょう。
商品を受け取るとき、一言お礼を言うだけです。
「ありがとうございました」
笑顔で言えればパーフェクトです。
店員さんもにっこり笑顔を返してくれるでしょう。
買い物の後、気持ちのいい余韻が続きます。
感謝の言葉にもう一言加えれば完璧です。
「いい買い物ができました」
「また来ますね」
「友人に紹介しておきますね」
「今度は友人を連れてきます」
相手は感動してくれ、完全にあなたのことを覚えてくれるでしょう。
お店から「よいお客さま」として認定されるに違いありません。
気持ちよく買い物を終えるためにも、きちんとお礼を言っておくほうが丁寧です。
大きな買い物のときだけでなく、小さな買い物のときも、心がけは同じです。
たとえコンビニでちょっとした買い物をするときも、商品を受け取る際はお礼を言いたい。
安い商品であっても、お店や店員さんがいるおかげで成り立つ買い物です。
たった10円の買い物でも、受け取るときは、きちんとお礼を言いましょう。
お礼を言わなくて嫌われることはあっても、言って嫌われることはありません。
あなたの好印象につながるのは間違いありません。
きちんと感謝できる人は、素晴らしい人です。
当たり前の習慣として身につけておきましょう。
買い物で商品を受け取るとき、感謝するあなたは素晴らしいのです。