努力したのに結果が出ないことがあります。
行動は正しくて、きちんと努力をしているはずなのに、きちんと結果が出てくれないことがあるものです。
なかなか結果が出ないとがっかりするでしょう。
「意味がなかった」
「不毛だった」
「無駄な努力だった」
努力が水の泡になったような感覚を覚えます。
「努力をしなければよかった」と後悔することもあるかもしれません。
しかし、ここによくある誤解があります。
努力の結果は「すぐ出るもの」と思い込んでいませんか。
いいえ、それは先入観です。
努力の結果は、試験の結果とは違い、すぐ出るものではありません。
むしろ時間がかかるのが普通です。
一般的に努力の結果が出るまでは、タイムラグがあります。
努力してから数日後や数週間後になることがあります。
時には、数カ月後や数年後になることも少なくありません。
「そんなに時間がかかるものなのか」と驚くかもしれませんが、本来それくらいかかるのが当然です。
イメージとしては「作物の収穫」です。
土にタネをまいて、すぐ収穫が得られるわけではありません。
収穫を得るまでには長い時間がかかります。
水をやったり肥料をまいたり害虫を駆除したりです。
時間をかけて作物を育てていき、実がなったところで、ようやく収穫ができるようになります。
努力も同じことです。
努力の結果がすぐ出ないからといって、がっかりしないでください。
結果が出なかったのではありません。
まだ結果が出ていないだけです。
努力の結果をすぐ求めないことです。
早く努力の結果が出てほしいところですが、そんな魔法はありません。
努力の結果はすぐ出るものではないのですから、気長にのんびり待ちましょう。
努力の結果は、後からやってきます。
今やるべきことは、努力を続けていくことです。
「結果が出ないからダメ」と安易に結論づけるのはよくありません。
諦めてしまえば棄権退場することになって、これまでの努力が無駄になります。
まだ結果が出ていないだけです。
方向さえ間違っていないなら、堂々と努力を続けていきましょう。
種をまいているイメージを浮かべながら、今日も努力を続けてください。
あまり気合を入れず、淡々と取り組みましょう。
感情の起伏を抑えて取り組むほうが、省燃費になって努力が長続きします。
じっとしているのがもどかしいなら、次のタネをまいていきましょう。
今のうちにたくさん努力してタネをまいておけば、その分だけ後から大きな収穫が得られます。
努力の結果は、忘れたころにやってくるものと思ってください。
忘れたところに、どんと収穫が得られます。
大きな結果が出て、夢が叶うのです。