変化が怖い人は「必要の有無」で考える傾向があります。
「必要があれば、変化をする」
「必要がなければ、変化しない」
変化するかどうか、必要の有無で決めようとします。
もちろん悪いことではありません。
「仕事で"必要"なので、新しい本を買った」
「学校を卒業して、引っ越しが"必要"になった」
「歓送迎会を開く"必要"があって、新しいお店に入ることになった」
必要に応じて変化するのもいいですが、ここに落とし穴があります。
必要があるときだけ変化しようとするとどうなるか。
変化に弱くなってしまうのです。
変化が必要な機会は、そうそうあるものではありません。
自然と変化の頻度や回数が減ります。
いざ変化が必要になったとき、特別なことに感じます。
普段しないことなので、異常に緊張します。
体が震え、足がすくみ、おどおどしてしまいます。
たまに変化しようとするから「怖い」「恐ろしい」と思います。
小さな変化でも、大きな事件に感じます。
「必要がないから変化もしない」という考え方には注意が必要です。
普段から変化していないと、だんだん心が硬直していきます。
いざというときスムーズに変化できないのです。
大切なことがあります。
必要があったときだけ変化するのではありません。
必要がなくても変化しましょう。
変化は、ときどきするものではなく、毎日するものです。
普段から変化を繰り返し、習慣にしましょう。
大きな変化である必要はありません。
小さな変化でいいのです。
昨日とは違うことに取り組むだけでOK。
昨日とは違うことなら、小さなことでも変化は変化です。
1ミリでも変われば、変化したことになります。
どれも簡単なことですね。
変化をすることで、時には損することもあるでしょう。
「こんなはずではなかった」
「思っていたのと違っていた」
「今回は失敗だったね」
残念な結果で終わることもあるでしょうが、落ち込むことはありません。
少なくとも「変化すること」ができました。
新鮮な刺激が得られ、勇気や度胸を鍛えるきっかけにもなりました。
残念な結果で終わっても、得られたことがあるのですから無意味ではありません。
ときどき変化するのではありません。
毎日変化しましょう。
必要があってもなくても変化しましょう。
1日につき最低でも1つは何か変化したい。
毎日変化すれば、変化をするのが当たり前の習慣になります。
習慣になれば、怖いものなしです。
変化に対する免疫力がつくことで、物事に動じなくなり、行動力がつきます。
不慣れに対する動揺が減って、不安や恐怖に慣れて、変化に強くなるのです。
結局のところ「慣れ」です。
ときどき変化するから緊張します。
毎日変化すれば、平気になります。
これだけのことです。
変化のシャワーを浴びましょう。
変化のあふれる日常にしましょう。
変化に強くなればなるほど、勇気と度胸が身につきます。
変化の先にあるのは、成功なのです。