「人脈が欲しい!」
「人脈を広げたい!」
「いい人脈を築きたい!」
「どこかにいい人脈はないだろうか」
こうしたセリフに心当たりはありませんか。
人脈を構築しようと必死になっている人がいます。
たしかに人脈にはプラスの面があります。
人とのつながりは財産です。
人付き合いの幅が広がることで、知識や知恵が手に入ります。
さまざまな刺激や考え方に触れることができ、自分の世界が広がる楽しさを味わえるでしょう。
人脈がビジネスチャンスにつながることも少なくありません。
人脈は金脈でもあります。
運もお金も、人を介してやってきます。
人脈に恵まれれば、自然と運やお金に恵まれるようになります。
人脈の力によってキーパーソンと出会え、成功の近道になることもあります。
しかし、人脈を築きたいなら「人脈、人脈」と言ってはいけません。
うるさく騒いでいると、人脈に飢えている印象が強くなります。
近寄りがたい雰囲気が出て、周りから警戒されるのです。
想像してみてください。
「人脈が欲しい!」「人脈を広げたい!」と騒いでいる人がいれば、どう感じるでしょうか。
ちょっと怖くて警戒してしまうはずです。
人脈に飢えている人に誰も魅力は感じません。
「誰も寄りつかないほど中身がないのですね」「誰も相手にしないくらい魅力がないのですね」とうんざりされるでしょう。
飢えている印象があると不安と恐怖を覚え、距離を置きたくなります。
魅力のない人には、人脈もできません。
たとえ知り合う機会があっても、魅力がなければ相手にされません。
「人脈、人脈」を言えば言うほど、孤立を深めていくのです。
人脈を広げたいなら「実績」が必要です。
人脈を求めて動き回るのではありません。
まず仕事で実績を上げることです。
素晴らしい人脈が欲しいなら、それだけ素晴らしい実績を上げることが必要です。
実績は、人気を集める力があります。
自分の専門分野で実績を上げていれば、それが魅力となって、大きなシンボルマークになります。
人が寄ってくるようになり、自然と人脈が構築されていくのです。
人脈の豊富な人を思い出してください。
その人は普段「人脈、人脈」と騒いでいないはずです。
その人の実績に引き寄せられ、自然と人が集まってくる状況になっているはずです。
人脈が欲しいなら、まず実績なのです。