独占したがるのは、悪い癖です。
もちろん独占するのが悪いのではありません。
禁止というわけでもありません。
自分のお金で買ったものなら、所有権は自分にあります。
所有権は自分にあるなら、どうしようと自分の自由です。
だからといって何でも独占したがるのはよくありません。
独占したがるのは、独占欲が強い証拠です。
利己主義であり、エゴイズムです。
「あれもこれも独占したい」と欲張るのはよくありません。
独占は欲張りであり、欲張りは自慢になりません。
何でも独占しようとしていると「欲張りな人」という印象が強くなります。
「私のものだから不用意に近づくな」という暗黙のメッセージを発することになります。
限度を超えた独占は、冷淡な印象を与え、周りから距離を置かれます。
壁ができてしまい、人間関係に悪影響を生み出します。
独占は尊敬されません。
エスカレートすると、むしろ軽蔑されます。
使いにくい状況になるため、社会にも悪影響です。
独占するのではありません。
共有するのです。
人生では共有を心がけましょう。
もちろん「すべてを共有しろ」と言っているわけではありません。
「こだわりのあるものを除いて、できるだけ共有しよう」ということです。
共有は利他主義です。
分かち合いによって、他人の幸せを大きくすることに役立ちます。
自分のお金で買ったもので自分に所有権があるものなら、使い方は自由です。
自分に所有権があっても、共有できることにします。
完全な共有が難しいなら「制限付き」「条件付き」でも悪くありません。
自分のお金で買ったものでも、特にこだわりのないものは共有できることにします。
大きな共有ではなく、小さな共有でかまいません。
心理的に抵抗があって難しいことではありますが、無理のない範囲でいいのです。
共有を許せば交流が生まれ、ハブのような存在になれます。
共有することは、愛を増やすことにつながります。
人生で大切なのは、独占より共有です。
共有を心がけることで、あなたの優しい心が周りに伝わって、多くの人を引きつけます。
多くの人から喜ばれ、感謝されます。
分かち合いが生まれ、コミュニケーションのきっかけが生まれます。
利便性が生まれ、社会の役に立ちます。
ゆくゆくは尊敬されるようになります。
共有は、精神的豊かさを増やすポイントの1つです。
共有は、美しい心であり、美徳の1つ。
共有をすればするほど、あなたの心は豊かになります。