初対面で禁句にしたい一言があります。
「興味がない」です。
日常的な言葉ですが、使い方には注意が必要です。
とりわけ初対面では注意したほうがいいでしょう。
相手と話をしていると、興味のない話題が出ることがあります。
音楽の話題、旅行の話題、映画の話題、スポーツの話題。
「面白くない」「関心もない」と思う話題が出ることがあるでしょう。
このとき「興味がない」というセリフで切り捨てないことです。
「わからない」ならまだいいのです。
わからないことはあって当然です。
「わからない」と言えば、相手は親切に教えてくれるでしょう。
わからないところを質問することで、相手も嬉しくなって、ますます会話も盛り上がるはずです。
しかし「興味がない」はよくありません。
「興味がない」は、話題を切り捨てる言葉だからです
「興味がない」は「わからない」以上に、否定が強い言葉です。
自分にとっては正直な一言かもしれませんが、相手にとってはショックな一言です。
「興味がない」と言われたら、相手はそれ以上話を続けようがありません。
話題を変えざるを得なくなります。
「興味がない」という一言は「あなたの話はつまらない」と言われているようにも聞こえます。
相手のコミュニケーションセンスを傷つけてしまいます。
相手はテンションが下がって、会話の流れが悪くなるでしょう。
とりわけ初対面の会話で「興味がない」という一言が登場すると、確実に印象がよくありません。
「ああ、そうですか。楽しく話をする気がないのでしょうか。ご縁がありませんでしたね」となります。
会話が途切れると、ご縁も途切れてしまいます。
正直とはいえ、禁句にしたい一言なのです。
知らないことやわからないことがあるのは、恥ずかしいことではありません。
興味がないと相手の話を切り捨てることが恥ずかしいのです。
興味のない話であっても、興味が出るような聞き方を心がけましょう。
興味が出るようにするためには、上手に質問をしてみることがポイントです。
「それはどういう意味なんですか」
「どういう内容なんでしょうか」
「素人なので詳しく教えてください」
わからないなら、教えてもらうようにしましょう。
最初は興味がなくても、詳しく話を聞いて内容が理解ができると、だんだん興味が出てきます。
自分にとってわからない話でも、謙虚な姿勢で教えてもらうようにすれば、スムーズに会話を続けていけます。