私たちの日常では「待ち時間」が発生する場面があります。
日常を振り返ると、待ち時間は意外と数多く点在しています。
待ち時間を過ごしているとき、あなたはどう感じますか。
「いらいらするな」
「時間がもったいない」
「なんて無駄な時間なのだろう」
待たされている時間がもどかしく、いらいらすることがあるでしょう。
特にせっかちな人は、わずかな待ち時間でも大きなストレスを感じます。
いらいらを通り越して、怒りを感じる人もいるかもしれません。
しかし、ここが大切なポイントです。
待ち時間とはいえ、別にトラブルが発生しているわけではありません。
たかが待ち時間です。
けがや病気をしているわけではありません。
ただじっと待っているだけのこと。
待っているだけでいらいらするのは、少し余裕が足りないのではないでしょうか。
たしかに時間は貴重ですが、いらいらしたところで待ち時間が短くなるわけではありません。
いらいらして騒ぎ立てると、不快感が増して、待ち時間が余計に長くなります。
待たされていることにいらいらするのではありません。
待たされるだけでいらいらしてしまう自分を恥じるのです。
心や気持ちに余裕がなく、不寛容になっています。
いらいらしたところで、精神的な消耗を増やして疲れるだけ。
つまり、いらいらするだけ損なのです。
ここで考え方を変えましょう。
「待ち時間は、メンタルを鍛える機会」と考えるのです。
エレベーターの待ち時間も、信号の待ち時間も、レジに並ぶ待ち時間も、すべてメンタルを鍛える機会です。
いらいらしそうになっても「これはメンタルを鍛える機会だ」と自分に言い聞かせます。
メンタルを鍛える機会と思えば、待つことを前向きに受け入れやすくなります。
「普通に待つだけだよね」
「のんびり待っていよう」
「待ち時間が長くなっても平気だよ」
心を大きくして、のんびり気長に待とうではありませんか。
気品と余裕を兼ね備えた紳士淑女になることです。
いらいらせずに待つことができれば、紳士淑女に一歩近づけます。
待ち時間は、メンタルトレーニングの時間です。
待ち時間は、メンタルを鍛える機会になるのです。