しなければいけないことがたくさんあると、多くの時間が必要です。
「1日が24時間では足りない」
「もっと時間がほしい」
「簡単に時間を増やす方法はないだろうか」
時間を作るためにまずやりがちなのが、睡眠時間を削ることです。
たしかに睡眠時間を削れば、起きている時間を手っ取り早く増やせます。
夜眠くても、カフェインを含んだ飲み物を利用すれば、軽い眠気なら吹き飛ばせるでしょう。
手軽に生産性を高める手段として、睡眠時間を削る人も多いのではないでしょうか。
しかし、睡眠時間を削る方法には落とし穴があります。
睡眠時間を削ると、脳が本来のパフォーマンスを発揮できなくなり、仕事の生産性が低下します。
脳は、睡眠不足の影響を受けやすい部分の1つ。
頭がぼうっとして、なかなかやる気も出にくくなり、ちょっとしたことで疲れやすくなります。
記憶力は悪くなり、思考力も低下して、なかなか集中力が出にくくなります。
頭の回転が悪くなることで、平凡なミスも増えるでしょう。
表情に覇気がなくなり、顔色も悪くなり、肌まで荒れやすくなります。
起きている時間が長いだけで、実際はぼうっとして時間だけが長くなっていることになりかねません。
いくら起きている時間は長くても、生産性が低くなっては意味がありません。
仕事・美容・健康に悪影響であり、いいことは何もないのです。
人生の時間を大切にしたいなら、しっかり睡眠時間を取ることです。
しっかり睡眠を取っておけば、脳は本来のパフォーマンスを発揮できるようになり、仕事の生産性が高まります。
気力・体力・精神力がみなぎって、記憶力・思考力・集中力も高まります。
起きている時間は短くなっても、生産性が上がれば、総合的にメリットのほうが大きくなります。
十分な睡眠はストレス対策にもなります。
睡眠によってストレスが減れば、ストレス解消にかける時間も減らせるため、結果として時間の節約にもつながります。
なによりたっぷり睡眠時間を取ったほうが、起きている間、明るい気持ちでいられます。
脳がきちんとパフォーマンスを発揮するためには、7時間から8時間程度の睡眠が必要といわれています。
もし睡眠時間が7時間未満になるようなら、本腰で対策を立て、しっかり睡眠時間の確保を心がけたほうがいいでしょう。
睡眠時間が足りないなら、次の日の予定を変更してでも、睡眠時間を確保することです。
起きている時間は短くなっても、脳のパフォーマンスが上がることで、結果としてよい仕事ができます。
しっかり睡眠時間を取ることで、仕事の生産性が高まるのです。